平成20年10月に開催された国際海事機関(IMO)第58回海洋環境保護委員会(MEPC58)において、船舶からの排出ガス中の大気汚染物質(NOx、SOx及びPM)を削減するための今後の新たな規制の枠組みが合意され、MARPOL条約附属書6の改正案が採択されました。(平成22年7月発効)
本改正では、NOx、SOx及びPMについて一般海域よりも厳しい規制が課せられる大気汚染物質放出規制海域(ECA)について、各国からの提案に基づき、定められた基準及び手続きへの適合性をIMOで審議の上、MARPOL条約附属書6の改正により指定することができることとなっています。
ECA域内を航行するためには、NOx低減のための脱硝装置の搭載、SOx低減のための低硫黄燃料の使用等の措置が必要になると考えられることから、IMOへのECA指定提案をする場合には、ECA指定による健康影響・生態系影響に加えコストへの影響等を総合的に検討してECAの範囲を慎重に定めるとともに、MARPOL条約附属書6に定める指定基準を満たすに十分なデータを提供する必要があります。
このため、本委員会を設置し、[1]我が国におけるNOx, SOx 及びPMによる大気汚染状況の評価、[2]大気シミュレーションの実施によるECA指定の効果予測(濃度寄与、健康影響、生態系影響)等を行い、ECA設定の必要性、必要な場合の適切なECA指定範囲を含めた我が国からIMOに対するECA指定提案のベースを検討することとしています。
●第1回(平成22年2月26日(金))
・議事概要
●第2回(平成22年12月7日(金))
・議事概要
●第3回(平成23年3月31日(木))
・議事概要
●第4回(平成23年12月15日(木))
・議事概要
●第5回(平成24年7月19日(木))
・議事概要
●第6回(平成25年3月28日(木))
・議事概要
●検討会取りまとめ
・取りまとめ
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