美しい山河を守る災害復旧


周辺運環境への配慮

自然環境、景観、水辺利用、文化・歴史、観光等の観点から重要な区間・箇所では、被災箇所との連続性や調和を図る観点を踏まえ、特別な配慮が必要。
被災箇所が重点区間・重点箇所にあたるかどうか、机上調査で確認する。これらに該当する場合は、それらの景観控訴に配慮する。

 

出典:美しい山河を守る災害復旧基本方針 p.11

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周辺環境への配慮の工夫の事例

周辺環境への配慮の事例-1

名賀川

事業主体 島根県
事業名 災害復旧助成事業
水系/河川名 高津川水系 名賀川(たかつがわすいけい なよしがわ)
年災 平成25年
河川の流域面積 17.5km²
河道特性 セグメントM
主な工事概要 掘削工 護岸工

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工夫点

山陰の小京都と呼ばれる津和野町を流れ、美しい石積み護岸や町並みで知られている。
復旧箇所はその中でも、河川護岸とJR山口線が並行する区間で、当地区を運航するSLの絶好の撮影ポイントとなっており 優れた周辺環境し、重点箇所に相当する箇所であった。このため災害復旧では周辺の景観にマッチする石積み護岸とした。

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周辺環境への配慮の工夫の事例-2

久田川

事業主体 長崎県
事業名 災害復旧事業
水系/河川名 二級河川 久田川(くだがわ)
年災 平成27年度
河川の流域面積 7.85km²
河道特性 セグメント 河口域
主な工事概要 石積護岸

工夫点

離島の対馬を流れる二級河川であり、被害箇所は河口部に相当します。
当該地区の背後は、日本遺産に認定されている「対馬藩お船江跡(県指定有形文化財)」となっており、この地区独特の積石工法が見られる場所です。
災害復旧にあたっては、歴史的景観との統一感を図る目的で、同等の石材と積み方を再現し、周辺にマッチした護岸復旧を行いました。

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その他の配慮事項

みお筋
低水路内のみお筋は自然な流れが、保全・再生されている。

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