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河川特性、被災状況、被災原因、環境特性、改良復旧流量、沿川住民、専門家の意見を踏まえ、当該河川・改良復旧区間の課題や特徴を整理し、河道計画の基本方針を策定していきます。基本方針を策定する際には、維持管理面からも考慮することが大切です。 例えば、川幅の拡幅により河床材料の移動機会が減少し植物の過剰な繁茂が生じないか、河道内に設置した遊歩道が洪水時に流失したり、土砂の堆積により機能しなくなったりする等を確認することが必要です。 また、川は、上流から下流まで陸域及び水域とも帯状に連続した空間であり、周辺の支川や水路、水田や樹林帯などを含めて、生物の生息・生育環境のネットワークを形成しています。このため、周辺とのネットワークを断ち切らないようにし、生物の自由な移動経路が確保されるよう配慮することが必要です。 |