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記者発表

第二期水環境改善緊急行動計画(清流ルネッサンス
計画対象河川等の第二次選定について


平成14年7月4日
都市・地域整備局
下水道部流域管理官
河川局河川環境課

第二期水環境改善緊急行動計画(清流ルネッサンス
計画対象河川等の第二次選定について


河川管理者・下水道管理者等の関係者が一体となり水環境の改善を図る河川等として、千波湖(茨城県)、西高瀬川(京都府)、多布施川(佐賀県)など全国12箇所を選定

1.背景
 わが国においては、都市への人口集中や産業活動の集積、土地利用や生活様式の変化やそれらに伴う水利用の変化等により、流域の姿が大きく変貌し、降雨の流出、平常時の河川の流量の減少、水質の悪化等、水循環に関する様々な弊害が生じてきました。

 例えば、今回の清流ルネッサンス対象河川等として選定された河川等のうち、千波湖、西高瀬川、多布施川については、以下のような問題が生じています。
・水戸市の偕楽園に隣接する千波湖では生活排水の流入に伴い水質が悪化し、夏にはアオコや悪臭が発生している状況です。

・京都市の西高瀬川では、昭和10年の京都大水害を契機に進められた天神川の改修により流れが分断され、平常時はほとんど水が無い状況であり、水質、水量の悪化が問題となっています。

・佐賀市では、多布施川に数多く設置された井堰を通じた水路、クリークが市内を巡っており、良好な水網都市を形成していますが、水量の不足や生活排水等の流入により、水質の悪化が著しい箇所が多数見受けられます。
 これらの問題に対処するためには、水環境に関する問題が共通している流域を単位として、河川管理者や下水道管理者、地方公共団体や流域住民等の関係者が一体となって、水環境改善の施策を総合的、緊急的かつ重点的に進めることが重要です。

2.第二期水環境改善緊急行動計画(清流ルネッサンス)の概要
 国土交通省では、21世紀の我が国にふさわしい健全な水循環系の構築が重要であることに鑑み、水環境の悪化が著しい河川、都市下水路、湖沼、ダム貯水池等(以下「河川等」という)において、水環境改善に積極的に取り組んでいる地元市町村等と河川管理者・下水道管理者及び関係者が一体となって策定する「第二期水環境改善緊急行動計画(清流ルネッサンス)」に基づく水環境改善施策を、関係者との協力のもと、推進することとしています。

3.行動計画対象河川等の選定
 行動計画対象となる河川等については、平成13年8月に各地方整備局長及び北海道開発局長により、全国で22箇所を選定しております。
 引き続き今年度も、対象となる河川等を各地方整備局長及び北海道開発局長により、千波湖(茨城県)、西高瀬川(京都府)、多布施川(佐賀県)等、全国で12箇所を選定いたしました。

4.今後の予定
 全国34箇所の計画対象河川等においては、地元市町村、河川管理者、下水道管理者等から構成される地域協議会を設置し、10年以内を目標年次として水環境改善緊急行動計画を策定します。地域協議会の構成機関は、この計画に基づき、各機関連携のもと、水環境改善施策を緊急的、重点的に実施することにより、当該河川等の水環境の改善を図ります。
 具体的な施策については、今後行動計画の中で位置付けていくことになります。
 なお、今後の計画対象河川等の選定については、必要に応じて行っていく予定です。

【第二期水環境改善緊急行動計画(清流ルネッサンス)】
【第二期水環境改善緊急行動計画の実施フロー】
【清流ルネッサンス 第二次選定河川等】
【清流ルネッサンス 計画対象河川等(第二次選定)の概要】
【清流ルネッサンス 計画対象河川等(平成14年7月)】
【第二期水環境改善緊急行動計画(清流ルネッサンス)これまでの取り組みについて】
【清流ルネッサンス 第一次計画策定対象河川等】

問い合わせ先
 国土交通省 03-5253-8111(代表) 
都市・地域整備局下水道部流域管理官 課長補佐 植松 龍二 (内線34312)
(夜間直通 03-5253-8432)
河川局河川環境課 課長補佐 辻原 浩 (内線35452)
(夜間直通 03-5253-8448)


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