4−1調査対象河川
すべての一級河川109水系を調査対象とし、以下の点を勘案の上、選定した表4−1に示す代表河川16水系については、代表河川としての重点的な調査を行うこととした。
- (1)
- 主要都市部を流下する河川
- (2)
- 水道水源等、利水面から重要な河川
- (3)
- 地方ブロックを代表する河川
表4−1 各地方ブロックの代表河川
ブロック |
代表河川名 |
ブロック |
代表河川名 |
北 海 道 |
石 狩 川 |
中 部 |
庄 内 川 |
東 北 |
阿 武 隈 川 |
近 畿 |
淀 川 |
関 東 |
利根川、多摩川、荒川、
久慈川、那珂川、鶴見川、
相模川、富士川 |
中 国 |
太 田 川 |
四 国 |
重 信 川 |
北 陸 |
信 濃 川 |
九 州 |
筑 後 川 |
代表河川16水系のうち、以下の5水系については、主要河川と位置づけ、環境庁との連携による重点的な調査を行うこととした。
利根川、荒川、多摩川、淀川、筑後川
また、多摩川水系及び淀川水系については、主な下水処理場における調査を合わせて行うこととした。
4−2調査地点
調査地点は、表4−2に示すとおりであり、以下の考えに基づき決定した。
- 1)
- 水質調査
水質調査地点は、以下の点を勘案の上、選定した。
<河川の調査地点>
(1)直轄管理区間の淡水域
(2)汚濁負荷の流入
(3)公共用水域水質測定地点
<ダム、湖沼の調査地点>
(1)汚濁負荷の流入
(2)利水面の重要性
(3)レファレンス(他の地点との比較)
上記に加えて、主要河川においては、環境庁と連携してより重点的な調査を実施することとし、後期調査において3水系5地点を追加した。
- 2)
- 底質調査
底質調査地点は、原則として代表河川の淡水域最下流部の代表地点とした。
- 3)
- 魚類調査
魚類調査は、主要河川5水系を中心に、前期調査結果等を踏まえ、同一水系内で、できるだけ汚染度合の異なる複数地点で行うことを原則とし、魚類の採捕が可能な地点を選定した。
表4−2 調査地点総括表
水
質
調
査 |
代表河川調査 |
16水系(石狩川、阿武隈川、利根川、荒川、久慈川、 那珂川、多摩川、鶴見川、 相模川、富士川、信濃川、 庄内川、淀川、太田川、 重信川、筑後川) |
前期調査 |
後期調査 |
河川119地点
ダム 28地点 |
河川124地点
ダム 28地点 |
その他河川調査 |
93水系 |
河川 98地点
ダム 11地点 |
河川 98地点
ダム 11地点 |
下水道調査 |
2水系(多摩川、淀川) |
10地点 |
10地点 |
合 計 |
109水系 |
266地点 |
271地点 |
底質調査 |
15水系(太田川を除く代表河川) |
|
河川 20地点 |
魚類調査 |
8水系(阿武隈川、利根川、荒川、多摩川、信濃川、 庄内川、淀川、筑後川) |
|
河川 25地点 |