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記者発表


 鳥類調査を実施した21ダムにおいて、絶滅危惧種であるクマタカを15ダム、イヌワシを2ダムで確認。

(鳥類調査、ダム湖版)


 クマタカ・イヌワシは環境庁のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されていますが、調査を行った21ダムにおいて、クマタカは15ダム、イヌワシは2ダムで確認されました。

 クマタカ・イヌワシを含む猛禽類は、樹林地をエサ場や営巣の場としており、これらの猛禽類が確認されるのは、ダム周辺に比較的豊かな自然が残っているためと考えられます。


 環境庁レッドリスト掲載種であるメダカの確認河川数が前回調査時より増加。

(魚介類調査、河川版)


 メダカは平成10年度に環境庁が発表したレッドリストで絶滅の危険が増大している種(絶滅危惧II種)に指定された在来種で、調査を行った49河川のうち30河川で確認されました。このうち、前回も調査を行っている40河川について確認河川数を比較すると、前回の19河川に対して今回は24河川となり、確認河川数が5河川増加しました。

 一方、マラリヤの媒介者である蚊の幼虫の捕食者として日本に持ち込まれたカダヤシは、調査を行った49河川のうち7河川で確認されており、前回も調査を行っている40河川について比較すると、前回の3河川に対して今回は6河川となり、確認河川数が3河川増加しました。

 このカダヤシは、メダカと同じような場所に生息しその繁殖能力やメダカへの攻撃性から在来のメダカへの影響が心配されています。

平成10年度調査における確認箇所数
  確認河川 調査実施河川
メダカ 30河川 49河川
カダヤシ 7河川

前回調査と比較可能な河川における確認河川数の比較
  今回の確認河川数 前回の確認河川数 比較可能河川数
メダカ 24河川  ←  19河川 40河川
カダヤシ 6河川  ←  3河川

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