道路行政マネジメント研究会

第7回道路行政マネジメント研究会
日 時  平成17年7月26日(火) 17:00〜19:00
場 所  国土交通省3号館11F特別会議室
議事次第   1. 開会
 2. 議事
   (1) 平成16年度道路行政の達成度報告書・平成17年度道路行政の業績計画書の概要
   (2) 平成17年度道路行政マネジメントの浸透と定着に向けて
   (3) その他
 3. 閉会

委員長
古川 俊一
筑波大学大学院システム情報工学研究科教授
委  員
 
家田 仁
東京大学大学院工学系研究科教授
委  員
梅田 次郎
鞄本能率協会コンサルティング
行政経営アドバイザー
委  員
北大路 信郷
明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科教授
委  員
田渕 雪子
(株)三菱総合研究所
次世代社会基盤研究部 主席研究員
(敬称略、五十音順)
○は出席した委員

委員会資料   議事録


 平成16年度道路行政の達成度報告書・平成17年度道路行政の業績計画書の概要及び平成17年度道路行政マネジメントの浸透と定着に向けての方針を報告し、各委員より下記の意見をいただいた。

道路行政マネジメントの浸透と定着に向けた取組みについて

(委員の主な意見)
道路行政への満足度について
 ・ 道路利用者の満足度には、道路行政が実施している施策以外の要因も多く含まれており、道路行政の取組みがすべて反映されている訳ではないので、道路行政マネジメントの取組みの評価を満足度のみで判断しないことも必要である。
 ・ 満足度の向上は目標の一つではあるが、1年毎の変化で判断するのではなく、大きなトレンドとして捉えるべき。

地域との連携について
 ・ 道路行政マネジメントの次のステップである『国民との協働』を進めることは大事である。これが難しい場合であっても、特に市町村等と共同してマネジメントすることも考えられる。(今後、試行を行いたい旨、事務局より返答)
 ・ 出先事務所における指標を設定する場合は、地域密着型の課題を設定することが大事である。

PDCAサイクルについて
 ・ 急速にマネジメントの仕組みができている中で、マネジメントの方針を管理する中央レベルで大きな手段の改善に取組む場合は、十分に時間をかけた分析を行った上で実施すべきと考える。(中央レベルについては、試行錯誤をしながら少しずつ取組みと評価を実施することにより課題や方向性が見えてくると認識している旨、事務局より返答)
 ・ 一方、直接国民と接する現場の事務所レベルでは、PDCAサイクルが必要であり、常に改善活動をすることが重要である。

職員の意識改革について
 ・ 職員意識を把握するアンケートは、要因分析ができるよう工夫すべきである。

道路行政マネジメントガイダンスについて
 ・ 良い事例を共有し、普及させることが重要である。また、道路行政マネジメントガイダンスが、現場でガイドライン的に受け止められないよう工夫が必要。(道路行政マネジメントガイダンスは、マネジメントの取組みのきっかけになっているという良い面、ガイダンスに書かれていることが道路行政マネジメントであると捉えてしまうという悪い面があり、今後改善していく必要がある旨、事務局より返答)

道路行政マネジメントの目的意識について
 ・ 道路行政マネジメントの目的を再度振り返って考える必要がある。道路利用者の満足度にとらわれすぎず、自らの取組みによりマネジメントできる分野、つまり、効率化を進める部分、あるいは住民との協働を進める部分などに着目してはどうか。

出先事務所におけるマネジメントの概念の明確化について
 ・ 行政の職員向けの内部マネジメントと、行政としての課題に対応するための外部マネジメントを区別して整理するべき。また、道路行政全体のマネジメントの中において出先事務所で行うマネジメントの概念をはっきりさせた方が良い。

道路行政マネジメント研究会の今後のスケジュールについて

次回研究会の具体の日程については、後日、調整することとされた。

以上




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