とかち鹿追ジオパーク
いくつもの溶岩ドーム、永久凍土、広大な平野などは、大雪山国立公園の一部であり、北海道中心部にある鹿追町全体を含むとかち鹿追ジオパーク最大の特徴です。ジオパークでは、キタナキウサギの亜種など、希少な動植物の命も支えられています。火山活動と寒冷な気候は、地形や生物多様性からこの地域の文化遺産まで、とかち鹿追ジオパークのあらゆる面に影響を与えています。
ジオパークでは、鹿追の北部にある然別火山群や南部の十勝平野を中心として、北海道の地質の進化が深く理解できるでしょう。訪れる人は、地質作用の痕跡を見ることができ、凍結と融解によって風化した斜面や、夏には冷たい空気、冬には暖かく湿った空気を出す「風穴」などの周氷河現象を監察できます。また、ジオパークでは、ガイド付き散策、カヌー体験、熱気球ツアーなど、さまざまなアクティビティも用意されています。
このジオパークの総面積は約405平方キロメートルにおよびます。このジオパークは、北海道に複数あるジオパークのひとつです。北海道には、洞爺湖・有珠山とアポイ岳に「ユネスコ世界ジオパーク」があります。