ジオパーク—持続可能な開発と保護の推進
地質についてきわめて重要な場所は、日本中にたくさんあります。これらの場所は、日本列島の物語を語り、地球の進化に対する知見を提供してくれます。ジオパークでは、このようなエリア固有の地質学的遺産、自然遺産、そして文化遺産を保全しています。また、ジオパークでは、地球とヒトとの緊密な関係や、地球が直面する現在の課題について、理解を深めることもできます。
とかち鹿追ジオパークは、大雪山国立公園の一部を構成しており、鹿追の町全体が含まれています。このジオパークには、溶岩ドームが集まっており、永久凍土の地域や広大な平原があります。また、キタナキウサギの亜種などの稀少な動植物が見られます。このジオパークは、北海道に複数あるジオパークのひとつです。北海道には、洞爺湖・有珠山とアポイ岳に「ユネスコ世界ジオパーク」があります。