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土地境界データ及び不動産登記データの利活用促進

地番現況図の共通の仕様への変換について

現在、一部の自治体で地番現況図がオープンデータとして公開されていますが、データの仕様は自治体ごとによって異なっており、データをダウンロードしてすぐに利用することや、多くの自治体のデータを統一して利用することが難しい状況です。
そこで、これまでのアンケートの結果や調査結果を踏まえ、一部自治体のオープンデータを共通の仕様に変換した「土地境界データ(地番現況図) 試作データ」を作成しました。
この試作データは10自治体分を対象としており、GeoJSON・Shapefile形式で以下からダウンロード可能です。
 

 ●土地境界データ(地番現況図) 試作データ(行政区域コード_都道府県名_市町村名)
  ・01395_北海道_ニセコ町 (GeoJSON) (Shapefile)
  ・11222_埼玉県_越谷市  (GeoJSON) (Shapefile)
  ・22211_静岡県_磐田市  (GeoJSON) (Shapefile)
  ・23100_愛知県_名古屋市 (GeoJSON) (Shapefile)
  ・26100_京都府_京都市  (GeoJSON) (Shapefile)
  ・26209_京都府_長岡京市 (GeoJSON) (Shapefile)
  ・27228_大阪府_泉南市  (GeoJSON) (Shapefile)
  ・28210_兵庫県_加古川市 (GeoJSON) (Shapefile)
  ・29201_奈良県_奈良市  (GeoJSON) (Shapefile)
  ・34207_広島県_福山市  (GeoJSON[1]) (GeoJSON[2]) (Shapefile)
  ※広島県福山市のGeoJSONファイルのみ、当ページにおけるファイル容量上限の都合上ファイルを2分割しています。

 ●
土地境界データ(地番現況図) 試作データ定義書
  ・土地境界データ(地番現況図)_試作データ定義書
 

また、各自治体の地番現況図のオープンデータを利用する場合に参考となるよう、今回QGISを用いて実施した作業を 「地番現況図の共通の仕様への変換プロセス」 としてまとめました。

  ・地番現況図の共通の仕様への変換プロセス

これらのデータやプロセスについて、皆さまのご意見を募集しています。
皆さまからいただいたアイデアも参考にしながら、今後の取り組みを検討してまいりますので、ぜひお気軽にご投稿ください。
 

 

土地境界データ活用アイデア・アンケートの結果について

これまでに実施した「土地境界データの利活用に関するアイデア募集」および「利用状況・ニーズに関するアンケート」では、多くのご協力をいただき、誠にありがとうございました。
皆様からいただきましたアイデアやアンケートの概要を掲載いたします。
 

○土地境界データ活用アイデアの概要

●土地所有者・管理者データとの組み合わせ
・公共用地と民間用地の分類。
・水源や重要土地の外国人所有者等を抽出し、安全保障対応。
・航空写真をAIで画像解析し、現況地目と登記地目の差異を自動判別。
・国道・県道・市町村道や財務局管轄の法定外公共物など、境界立会の対象(道路管理者)を把握。
 

●点群データとの組み合わせ
・立体GISデータを構築し、ハザードマップやARで活用。
・狭あい道路をスキャンし点群データを取得、法務局地図データを基に拡幅・後退前後の道路状況を視覚化し、合意形成を支援。
 

●建物情報(登記・課税)との組み合わせ
・航空写真をAIで画像解析し、建物情報と現況の整合性を確認。
・地図と空中写真で未登記建物と既登記建物を視覚的に区別し、災害時の被災建物特定を容易にする。
 住所と建物は1対1で対応しない場合があるため、罹災証明発行時の建物特定を効率化できる。
 

●価格情報との組み合わせ
・土地の評価額をワンクリックで確認できる仕組みを構築。
 

●文化財データとの組み合わせ
・土地境界データから、現存しない古墳や古代道路、寺院、城郭等の敷地や建物位置の復元ができるケースがある。
 文化財行政や地域史研究に活用。
 

●ハザード情報・都市計画情報・地価公示情報との組み合わせ
・土地区画整理事業を簡易に体験できる教材を開発し、換地設計の難しさや合意形成の課題を直感的に学べる仕組みを構築。
 実在地域を対象に、土地の価値や安全性を推定しながら区画を再設計。ロールプレイやゲーム要素を取り入れ、事業の意義を理解。

3D街路データ(googleearth)や街路写真(マピラリー等)との組み合わせ
県道や市道にはみ出た樹木の所有地確認に利用。官民の境界が確定していない場所でも、測量不要でおおまかな境界ラインを確認でき、行政と民間の認識すり合わせに活用。

法人登記データとの組み合わせ
地番現況図と法人登記データを照合し、土地に関係する人物や法人を特定。地番と住所の変換が必要だが、調査期間を大幅短縮可能。

住宅地図との組み合わせ
・地番の検索性の向上や、見落としの防止を図る。
住宅地図上で地番を確認。G空間情報センターのXMLデータをSIMファイルに変換し、その画面から希望する地番のSIMデータを即時ダウンロード可能にする。

森林計画図との組み合わせ
14条1項地図と森林計画図を用い、森林経営管理法に沿った維持管理を容易化。
 また、地図に準ずる図面(14条4項地図)の世界測地系対応や、公共測量成果をクラウドで共有することで相互活用・更新できるようにする。

●道路幅員との組み合わせ
緊急用車両が通行不可能な狭あい道路になっているかを明示する。

●その他
・自動運転やドローン配送に、土地境界データを基盤として活用。
・地籍調査の進捗不足を補うため、地番現況図を基盤に国土調査の効率化を図る。
・地籍調査未完地区の法務局公図精度向上を目的に、実測データを重ね合わせる。無地番地に整理番号を付与し、管理する省庁等を判別可能にする。境界標があれば明示する。

 

○アンケート集計結果

土地境界データ活用アイデア・ニーズ大募集!

地番現況図」を含めた土地境界データと、不動産登記情報やハザード情報、都市計画情報などを組み合わせたデータ活用のアイデアを募集します。
また、土地境界データの利用状況や提供方法、仕様等に関するニーズについてのアンケートも実施しています。
いただいたアイデアやニーズを基に、土地境界データの利活用促進に向けた取り組みを検討していきますので、お気軽にご投稿ください!
 

1.募集期間

令和7年9月24日(水)~ 10月17日(金)11月28日(金) (受付は終了しました)
 

2.投稿方法

  • 「データ×データ」の組み合わせと、それによって実現できそうなサービスや解決したい課題について、以下の「アイデア投稿フォーム」から送信してください。
  • 専門知識は不要です。「こんなことに使えたら便利そう」といった一言のアイデアから大歓迎です。
  • 「土地境界データに関するアンケート」では、現状や将来の土地境界データについてご意見をお聞かせください。​
 
 
 
※投稿いただいたアイデアおよびアンケートの結果は、株式会社ゼンリン(本件委託先)と共同で確認します。
 また、投稿内容はウェブサイト等で公開させて頂く場合があります。あらかじめご了承ください。
アイデア投稿フォームへの投稿にはGoogleアカウントが必要です。
 アカウントをお持ちでない方は、下記宛にメールをお送りください。

 事務局メールアドレス:r7lrdup at gmail.com(atをアットマークに変えてください)




3.参考ツールとデータ

 土地境界データの利活用アイデアを検討する上で、Web上でデータが閲覧できるサイトや、土地境界データをダウンロードできるサイトなどを以下のページでご紹介しております。ぜひご覧ください。

 土地境界データアイデア募集 参考ツールとデータ
 

 

4.お問い合わせ

 ご不明点やご質問は、以下のお問い合わせフォームからご連絡ください。
 

背景

 土地境界データは、土地の位置や区域を特定し、土地に関する情報を紐づけて利用することができる基盤的な情報です。このデータに様々な地理空間情報を重ねあわせることにより、地域課題の解決や新たなサービス創出が期待されます。
 令和5年1月からは、土地境界データの代表例である「登記所備付地図」がG空間情報センターでオープンデータとして公開されました。一方で、公開されているデータのうち、位置情報を有するデータ(不動産登記法第14条第1項地図データ)は、主に地籍調査事業により整備されますが、地籍調査の進捗率は53%(都市部は27%)に留まっています。
 こうした状況を踏まえ、登記所備付地図に代わる土地境界データとして、 多くの自治体が固定資産税の課税資料として作成している「地番現況図」に着目し、その利活用に向けた調査を行っています。 また、自治体職員がこれらの土地境界データを活用し、不動産登記データや自治体が保有するデータとの連携をすることで課題解決をするための手法を検討します。



 なお、地理空間情報課ラボのスペシャルサポーターでもある落合謙次氏が運営するWebGIS「open-hinata3」において、既に各自治体が公開した地番現況図データを掲載、利活用する取組が進んでいます。
「open-hinata3」は、各種地理空間データの重ね合わせやデータ出力をワンストップで提供しており、主に登記・測量の分野において高い評価を得ています。
 本事業は、落合氏のご協力をいただきながら実施しております。


 <これまでに実施した関連事業>

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