地理空間情報課ラボ > 土地境界データ及び不動産登記データの利活用促進 > 土地境界データアイデア募集 参考データとツール
●登記所備付地図や地番現況図をweb上で確認できるサイト
(1)open-hinata3
地理空間情報課ラボのスペシャルサポーターでもある落合謙次氏が運営するWebGISです。 「open-hinata3」では、登記所備付地図データがレイヤーとして用意されているほか、有志による全国の地番現況図の公開状況に関する情報や、二次公開の許諾を受けた 地番現況図データを搭載する取り組みが行われており、一部自治体の地番現況図データの内容をweb上で確認することができます。 また、レイヤーとして多種の地図データが用意されており、様々な組み合わせでの重ね合わせが可能です。
open-hinata3
open-hinata3の利用方法については「桜町測量(溝田・佐野土地家屋調査士事務所)」様のウェブサイトでわかりやすく紹介されています。以下の「逆引き辞典」ページでは「やりたいこと」からopen-hinata3の様々な機能を逆引きすることができます。
open-hinata3 逆引き辞典 | 桜町測量ウェブサイト
また、open-hinata3では、編集した画面の状態を、URLを伝えるだけで共有することができます。
下記の例を参考に、アイデア投稿の際にご活用下さい。(独自にインポートしたデータは保持されません)
例1:全国地番図公開マップ
有志の調査に基づき、地番現況図の公開状況を自治体ごとに色分けしています。
https://kenzkenz.xsrv.jp/open-hinata3/?s=01hotS1
例2:埼玉県越谷市の地番現況図と都市計画決定情報(用途地域)の重ね合わせ
https://kenzkenz.xsrv.jp/open-hinata3/?s=obh5z09
例3:北海道室蘭市の地番現況図と津波浸水想定データ(3D)との重ね合わせ
https://kenzkenz.xsrv.jp/open-hinata3/?s=hZ9Vqmy
例4:長野県茅野市の登記所備付地図と陰影起伏図との重ね合わせ
https://kenzkenz.xsrv.jp/open-hinata3/?s=F89YotV
(2)PLATEAU VIEW
「PLATEAU VIEW」はProject PLATEAUの3D都市モデルをweb上で確認することができるwebGISです。
PLATEAUが提供する3D都市モデルには、建築物、都市計画決定情報、土地利用、道路や橋梁など、都市に関するデータが格納されています。
登記所備付地図や地番現況図のデータはプリセットされていませんが、ユーザーが持っているデータをインポートすることで、建築物等のデータと土地境界のデータの重ね合わせが可能です。
▲京都市の建築物モデル(LOD3)と地番現況図データを重ね合わせて表示
PLATEAU VIEWで他の地理空間情報を表示する方法の詳細は、PLATEAU公式のチュートリアル記事をご参照ください。
※地番現況図オープンデータの多くはシェープ形式で提供されていますが、PLATEAU VIEWに読み込む際はzip形式に圧縮されている必要があります。1MBを超えるファイルは描画されない場合があるため、部分的に切り出しての読み込みをご検討ください。
TOPIC 2|PLATEAU VIEWで体験する[2/2]|他の地理空間情報を重ねて確認 | How To Use | PLATEAU
●登記所備付地図データのダウンロード
不動産登記法第14条第1項に基づく地図データを、G空間情報センターのサイトから取得できます。
以下のリンクから、登記所備付地図データ(XML形式)をGISソフトウェアなどで扱いやすいシェープファイル形式、GeoJSON形式に変換したデータをダウンロードできます。
G空間情報センター | GeoJSON、シェープファイル形式の登記所備付地図データのダウンロード
●地番現況図原典データのダウンロード
一部の自治体では、地番現況図をオープンデータとして公開しています。データをダウンロードし、GISソフト等にインポートすることで様々なデータと重ね合わせや分析を行うことが可能です。以下は公開例です。