下水道

平成29年度下水道技術研究開発(GAIAプロジェクト)で実施する技術開発テーマを決定

 国土交通省では、地域毎に異なる下水道の政策課題の解決を目的として、下水道分野の技術研究開発の未来を担う若手研究者との連携により、大学等の研究機関が有する先端的な技術の活用や実用化を促進し、成果の普及を図るため、下水道技術研究開発(GAIAプロジェクト)を実施しています。
 平成29年度には、新たに、[1] ロボット・センサー等を用いた管路施設の調査困難箇所における劣化状況等異状の把握に関する研究、[2] 低コストまたは高耐久性を実現する新たな下水道用管材に関する研究、[3] 下水道使用者の多様な排水実態等に対応した、より適切な下水道使用料の設定に関する研究、[4] 下水道政策の定量的評価の発展に関する研究、[5] AIやビッグデータの活用による効率的な水処理に関する研究、[6]下水汚泥のエネルギー利用によりエネルギーコストを大幅に削減する技術に関する研究、[7] 局所的豪雨等に対応するための浸水状況の観測・予測・活用に関する研究について公募し、有識者からなる下水道技術評価委員会による厳正な採択審査を行った結果、以下に示す(1)~(5)の技術研究開発テーマを採択することに決まりました。
 ※GAIAプロジェクト:Gesuido Academic Incubation to Advanced Project
 
【採択する技術研究開発テーマ】
(1)小径・長距離で複雑な下水道圧送管内の保守点検を可能にする蠕動運型ロボットの開発
   研究代表者:中央大学理工学部 教授 中村太郎
   概要:圧送管は他の下水道配管に比べて小径・複雑であるため一般的にその検査が難しい。本研究では、
       狭小空間での移動が得意なミミズの蠕動運動に着目し、圧送管の保守点検が可能なロボットの開発を目指す。
 
(2)導電性の高いコンクリート系管材の開発による下水管内における電子放出菌の集積と硫化水素の発生抑制
   研究代表者:山口大学大学院創成科学研究科 准教授 鈴木祐麻
   概要:導電性の高いコンクリートを用いることにより、気相中の酸素を電子受容体として利用する
       電子放出菌を下水管内の汚泥堆積層に集積させる。そして、硫化水素を酸化することにより、下水管の腐食を抑制する。
 
(3)下水道施設のマネジメントにおけるPPP/PFI 導入効果の定量的評価に関する研究
   研究代表者:大阪大学大学院工学研究科地球総合工学専攻 准教授 貝戸清之
   概要:下水道施設のマネジメントにおけるPPP/PFI事業の導入効果をベンチマーキング分析を通じて
       事業ごとに定量化し、各事業の技術的効率性を評価する。その結果に基づき各事業の具体的な改善方策を提案する。
 
(4)下水処理微生物の遺伝子ビッグデータの構築と迅速・簡便な微生物モニタリングシステムの開発
   研究代表者:東北大学大学院工学研究科土木工学専攻 准教授 久保田健吾
   概要:下水処理に関わる微生物の遺伝子ビッグデータを構築し、微生物群集構造と下水処理性能との
       関連性を明らかにする。また、迅速・簡便なオンサイト微生物モニタリング技術を開発する。
 
(5)下水汚泥消化ガスの水蒸気改質反応により高純度水素を製造する膜反応器の開発
   研究代表者:工学院大学先進工学部環境化学科 准教授 赤松憲樹
   概要:下水汚泥の有するエネルギーポテンシャルを最大限利用可能なシステムを構築するため、下水
       汚泥消化ガスの水蒸気改質反応により高純度水素を製造可能な膜反応器を開発する。
 

お問い合わせ先

国土交通省 水管理・国土保全局 下水道部 流域管理官付流域下水道計画調整官吉澤 正宏
電話 :03-5253-8111(内線34302)
直通 :03-5253-8432
ファックス :03-5253-1597
国土交通省 水管理・国土保全局 下水道部 流域管理官付調整係長高瀬 直樹
電話 :03-5253-8111(内線34313)
直通 :03-5253-8432
ファックス :03-5253-1597

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