Oさん トラガール歴約4年

ドライバー+内勤事務職も経験

妊娠中は配送スタッフのフォローに。
まもなく2度目の産休+
育休取得予定

Oさん トラガール歴約4年 20代(2022年現在)

働いている様子1

待遇面で選んだ配送ドライバーの仕事。
組合員さんとの
触れ合いが、やりがいに

 専門学校を卒業して、ジムでストレッチトレーナーをしていました。仕事は楽しかったのですが、仕事柄、どうしても終業時間が遅くなってしまうし、土日も休めません。これでは将来結婚しても家庭との両立が難しいと考え、転職を決意。転職先は休日や給与など、待遇面重視で探しました。そこで目についたのが、生協の配送を行っているトランコムDSでした。休日面では希望していた土日が休みで、夕方には仕事が終わる。給与も満足できる額で、賞与も年2回。車の運転もわりと好きなので、配送業務は初めてでしたが、抵抗は感じませんでした。オートマチック免許でもOKと求人広告に書いてあったのも、その点も安心して応募できる要因になりました。
 待遇面にひかれて入社を決めたトランコムDSですが、仕事内容も自分にはピッタリだったと思います。生協の商品をお客様である組合員様のご自宅にお届けする仕事ですが、もともと人と接することが好きなので、楽しく働けています。商品を届けに行く、というより、週に1回、お客様に会いに行く、という感じです。いろいろな方と会話ができることで知識も増えますし、ちょっと気持ちが落ち込んでいる時でも組合員様とお話ししているうちに元気になれます。一人暮らしのご高齢の組合員様から「あなたに会えるのが楽しみ」と言っていただけた時には、私も嬉しかったですね。

働いている様子2

妊娠中は配送スタッフのフォローに。
育休取得後に
ドライバーに復帰

 入社してから、結婚、そして出産を経験しました。妊娠期間中は体調に合わせていろいろと相談に乗ってもらい、配送スタッフのフォローや営業部の数字の管理、運行管理者のサポートをしていました。出産後は約1年の育児休暇を取得。育休が明けて、配送ドライバーに復帰しました。その子どもも今では2歳です。そして、2人目を授かることができました。2回目の産休・育休後も1年ほどでドライバーに復帰するつもりです。子どもが生まれても働ける制度が整っていることと、体の負担を考えて仕事内容に融通を利かせていただけるのはありがたいです。
 育休明けで職場復帰をしたら、もっと組合員様との関わりを深めていきたいと思っています。組合員様とのコミュニケーションを築くための一言PRレターのようなものがあるのですが、それも今よりも力を入れたい。お勧め商品のご紹介も、もっと丁寧に行っていきたい。自分の仕事だけではなく、配送センター全体に視野を持ち、いつかは運行管理やマネジメント的な役割も担ってみたい。目標も明確になってきて、育休に入る前からトラガールに復帰してからのことを考えて、ワクワクしています。

Kさん トラガール歴約3年

派遣の介護職から、正社員ドライバーへ

自分を認めてくれる人が
いることが
上を目指す
モチベーションに

Kさん トラガール歴約3年 20代(2022年現在)

働いている様子1

入社の決め手は「正社員」。
出産後も働きやすい
環境で、満足

 以前は介護の仕事をしていたのですが、3ヵ月ごとに契約更新がある派遣社員で、派遣先の職場もよく変わりました。もっと安定した立場で働きたいと思い、転職を決意。求人誌で「正社員」をキーワードに、家から近い職場を探していたところ、見つけたのがトランコムDSの配送ドライバーの仕事です。それまで軽自動車や普通車しか運転をしたことがなかったのでトラックでの配送業務に不安はありましたが、「正社員」で働けることに魅力を感じて入社を決意しました。入社時には「1.5t車って、こんなに大きいの?」と驚きましたが、最初の1ヵ月は先輩がトラックに同乗して指導してくれるので、無理なく仕事に慣れることができました。
 仕事にも慣れて楽しくなってきた入社4ヵ月のころ、妊娠。とても嬉しかったです。子どもがいても配送ドライバーを続けたかったため、「子どもが1歳になったら復帰して、仕事をもっと頑張るぞ」と気合いを入れて、産休・育休に突入。そして当初の予定通り、約1年で職場復帰を果たしました。育休明け最初の3ヵ月は、休んでいた私と保育園に入りたての子どもを環境に慣らすため、時短勤務にさせていただきました。融通を利かせてくださった上司や周囲の協力に感謝しています。

働いている様子2

意見を聞いてくれる、
任せてくれる。
だから
「もっと頑張ろう!」と思える

 職場では、さまざまな場面で私たちドライバーを含め、従業員の意見を聞いてくれて、よい意見は採用してもらえることが、大きなやりがいにつながっています。たとえば、安全に対する取り組みの一つとして、センターの外に無事故日数を張り出すことになりました。わかりやすく、見た目もよく、そしてあまりコストのかからない方法はないかと考え、卓球の得点板を取り入れることを提案したところ、採用していただけることに。定期的なKYTやドラレコ映像確認と合わせて活用しています。得点板は4桁まで表示できるので、目標は大きく1000日超えです。
 また、配送ドライバーとしての運転や荷物のお届けといった業務だけではなく、組合員様を増やしたり、商品のご提案をして購入頻度を高めたり、お勧め商品をご購入いただくための活動があるのですが、私はその「取り組み担当」をやらせていただいています。今の目標は、取り組み担当を1年間やりきること。そして、メンバー19人全員が目標達成することです。そのために皆の相談に乗ったり、アドバイスをしたりしています。将来的には運行管理者の資格を取得し、ゆくゆくはリーダーになりたいと思っています。任せてもらえることがやりがいにつながり、もっと頑張るためのモチベーションになる。よい環境で仕事ができていることを、ありがたく思っています。

トラガール推進企業の経営陣から

トランコムDS株式会社 代表取締役 松葉 純也

トランコムDS株式会社

代表取締役

松葉 純也

男女ともに働く環境に
生産性が紐づく

 トランコムDSの主業務は、生協の商品を個人宅にお届けすることです。今までは体力重視の採用で若い男性中心の職場だったのですが、5年ほど前から徹底的に業務内容を見直し、働き方改革を進めたことで、残業時間が大幅に減少。女性を始め、年齢や属性に関わらず、いろいろな方に働いていただける職場環境が整ったのを機に、特に女性ドライバーの採用に積極的に取り組み始めました。そこで分かってきたことは、男女ともに働く環境に生産性が紐づくということです。「ドライバーは力がある人じゃないと難しい」という考え方は、思い込みだったわけです。

短時間勤務の導入や普通免許で
運転できる
車両を増やす
など、働きやすさを追求

 環境面が改善することによって男性ドライバーも前向きになり、社内が活性化しています。そのため、これからもっと多くの女性を採用し、長く働いてもらいたいと思っています。そのために、短時間勤務が可能なパートタイム制度を導入したり、普通車免許で、運転もしやすい軽トラックや1tトラックの割合を増やしたりなどの工夫をしています。もっと大きな車両が運転したいという方には会社負担で中型免許をとっていただき、ドライバーとしてステップアップできる仕組みも作りました。今後もいろいろな方がそれぞれの事情に合った働き方を選べ、快適に、長く働けられる職場環境の整備に努めていきたいと考えています。