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超軽量動力機等の安全な飛行のために

はじめに

 スカイレジャー(スポーツ)として普及している超軽量動力機は、ハンググライダーにエンジンを載せたのが始まりと言われ、一人または二人乗りで、操縦者が着座姿勢で飛行できる、着陸(水)装置と動力装置を装備した簡易な構造の航空機です。このページでは、これにジャイロプレーンと自作航空機を加えて、「超軽量動力機等」と呼ぶこととします。

 超軽量動力機等は飛行を身近に楽しむことができますが、残念ながら、ほぼ毎年死傷者を伴う事故が発生しています。2019~2023年の5年間に発生した航空事故74件のうち、超軽量動力機等の事故は13件(18%)で、小型機やヘリコプターと同程度の件数となっています。
 2023年は、2005年以来18年ぶりに事故はありませんでしたが、2022年には、8月から11月にかけて4件の事故が発生し、2名が死亡し3名が重傷となっていて、重大な被害を伴う事故が発生しています。

 このページでは、2001年(平成13年)から2023年(令和5年)の間に発生し、当委員会が調査を行っている超軽量動力機等の事故59件の分析を通して、安全に飛行を楽しむために大切なことを紹介します。

 

事故と被害の発生状況~重大な被害を伴うことが多くなっています~

年別の事故発生件数

○2001年(平成13年)から2023年(令和5年)までの間に、超軽量動力機等の事故は59件発生しています。

○2005年(平成17年)と2023年(令和5年)を除き、毎年1~5件(平均約2.6件)の事故が起きています。

○小型飛行機及びヘリコプターの年別事故件数と比較すると、2018年(平成30年)からの5年間では、これらの機種と同程度の事故件数となっています。

月別・曜日別の事故発生件数

○発生件数を月別に集計すると、5月が9件と最も多く、次いで8月に8件など、5~8月の4か月間で59件中29件と、全体の約5割を占めています。

○また、曜日別では、土、日及び祝日に発生した事故件数は59件中46件あり、全体の8割近くを占めています。

○超軽量動力機等はスカイレジャーとして普及していることから、屋外で活動しやすくなる季節や休日に楽しまれる方が多く、そのような時期に事故も多く発生していると考えられます。

 

被害の発生状況

○ここからは、2023年12月31日現在で報告書が公表済みの事故58件を分析します。

○超軽量動力機等の事故は重大な被害を伴います。

○死亡/重傷事故が58件中46件(79%)
死亡者が15件(26%)、重傷者が31件(53%)の事故で発生していて、合わせて58件中46件と、全体の約8割を占めています。

○大破/中破事故が58件中50件(86%)
大破が41件(71%)、中破が9件(16%)の事故で発生していて、合わせて58件中50件で、全体の約9割を占めています。

○操縦者59名*のうち60歳以上が40名(68%)
操縦者59名の年齢は、43歳から78歳の間で、60歳代は30名(51%)、70歳代は10名(17%)でした。60~70歳代の者が、全体の約7割を占めています。
*搭乗者2名のうち、どちらが操縦していたか明らかにならなかった事例があったため、合計は59名となっています。

○離着陸やジャンプ飛行などのため事故直前の飛行高度が概ね10m以下の低高度だった事例15件でも、死亡者及び重傷者を伴う事故は13件(87%)、機体が大破した事故は10件(67%)と高い割合を占めていて、重大な被害を伴う傾向に違いはありませんでした。

○さらに、2001年(平成13年)から2023年(令和5年)までに発生した事故のうち、超軽量動力機等の死亡者及び重傷者を伴う事故並びに機体が大破した事故の発生割合を、小型飛行機及びヘリコプターと比較すると、超軽量動力機等で、その割合が高くなっています。

このようなことから、簡易な構造である超軽量動力機等は、ひとたび事故になると重大な被害を伴ってしまうことが多いことが分かります。

 

安全のための留意事項と事例紹介~事故の関与要因の分析~

事故の種類と原因

○今回分析した事故58件を事故種類別に分類すると、「墜落・落下」が36件(62%)、次いで「不時着時の機体損傷・負傷」が11件(19%)で、合わせて58件中47件と、全体の約8割を占めています。

○今回分析した事故58件を原因別に分類すると、「対気速度の低下・失速」が17件(29%)、次いで「エンジン出力の低下・停止」と「物件との接触(飛行中)」がともに9件(16%)などとなっています。

事故の要因

○今回分析した58件の事故に関与した要因を、11種類に分類しました。

○「不適切な操縦」が42件で最も多く、次いで「知識・技量・経験不足」、「気象の影響」、「機体・部品の不具合」が続いています。

○飛行を安全に楽しむためには、どのような事故が、どのような原因で起こっているのかを知り、そのような事態に陥らないようにすることが大切です。

○そのためには、原因の背後にある要因(安全リスク)に着目して、それらのリスクを低減させるように対応していくことが効果的です。

○また、1件の事故には複数の要因が関与していることもあることから、多面的に安全のために何をするかを考えることが重要です。

○ここからは、これらの要因の内容を確認しながら、安全リスクを低減させる方法等について考えてみます。

 

不適切な操縦

○不適切な操縦が要因となった事故は、42件確認されました。

○姿勢乱れ・偏向への対処や降下角が過大など機体コントロールが適切でなかった、ピッチ・バンクなど三舵やスロットルの操作が適切でなかった、急旋回など急な動きとなる操作を行った、などがありました。

 安全のためのポイント

○安定した姿勢や速度を維持することが安全の大前提です。

○急な操作が必要になるような状態に陥らないように、常に慎重に機体姿勢を維持して、必要かつ適切な操舵及びスロットルの操作を行いましょう。

 

【事故事例の紹介】
離陸して上昇中に翼のピッチ角が過大となっている状況で推力が減じられたためタンブリング*に陥り墜落した事例(「知識・技量・経験不足」も関与要因と考えられるもの)(PDF/376KB)
*タンブリングとは、回復困難な不安定飛行状態で、機体が連続的に前転しながら落下する状態をいう。

 

知識・技量・経験不足

○常に適切に操縦するためには、飛行の段階に応じた知識・技量・経験を身につけておく必要がありますが、この点が要因となった事故は、21件確認されました。

○訓練生の技量習得不十分というだけでなく、一定の技量を習得した後であっても、飛行経験にブランクがあった、新しい機体への慣熟不足だった、飛行マニュアル等の確認漏れや理解不足などから事故に至った事例もありました。

○なかには、飛行や整備に関するマニュアルを入手していないという事例もありました。マニュアルを読まずに機体の特性を知ることはできません。マニュアルの記載内容を理解して、これに従って飛行をすることが大切です。

○また、ジャンプ飛行訓練などにおいて、意図せず離陸・上昇してしまい事故に至ったと見られる事例が7件ありました。

○訓練生は、技量が不足した状態での飛行の危険性を理解し、意図せず離陸してしまうことのないように注意する必要があります。

○操縦指導者は、万が一の場合に備えた指導・訓練を行うとともに、十分な同乗訓練により基本操作を習得させ、訓練生が単独での飛行に必要な技量を有しているか、しっかりと見極めることが大切です。

 安全のためのポイント

○超軽量動力機等も「航空機」です。ルールやマニュアルに従って飛行することで、安全が確保されます。

○メーカー等が発行しているマニュアルをよく読んで内容を理解し、これに従って飛行することは、命を守るために不可欠なことです。

○訓練生は、意図せず離陸してしまうことのないよう注意する必要があります。

○操縦指導者は、基本操作の指導において同乗訓練を十分に行い、訓練生が単独飛行に必要な技量を有しているか、しっかりと見極めて飛行訓練を計画することが大切です。

○一定の技量を習得した後であっても、久しぶりに操縦する場合や、それまで操縦したことのない機体による事故も見られるため、飛行の都度、その機体の運動特性等をよく確認し、最近の飛行経験や当日の気象状況などに応じて、安全サイドに余裕を持たせた飛行を計画するように心がけましょう。

 

【事故事例の紹介】
操縦訓練のジャンプ飛行の際に意図せず上昇してしまいその直後に機首から墜落した事例(「不適切な操縦」も関与要因と考えられるもの)(PDF/280KB)

 

気象(風)の影響

○気象の影響が要因となった事故は、19件確認されました。

○降雨や雲が関与するものは2件しかなく、追い風や気流の乱れ、横風など、風に関する要因がほとんどでした。

 安全のためのポイント

○超軽量動力機等は、機体が軽く飛行速度が遅いことから、風の影響を受けやすいことを示しています

○こうしたことから、目に見えない風の状態を正確に把握し予測することは、安全な飛行のための一つの重要な要素です。

○離着陸場の風の状況とともに、離着陸場周辺の風の特性(季節的なものを含む。)も広く情報収集して飛行計画を作成するとともに、飛行中も常に風の状況を意識して飛行しましょう。

○気象条件が悪いときや気象条件の悪化が予報されているときは、無理せず飛行しないようにしましょう。

 

【事故事例の紹介】
着陸時に強い横風のため機首が急に偏向した状態で着陸復行した際に墜落した事例(「機体特性」、「不適切な操縦」、「不適切な判断」、「安全管理の不備」も関与要因と考えられるもの)(PDF/372KB)

 

機体・部品の不具合とその元となる不適切な点検・整備と不適切な組み立て

○機体・部品の不具合が要因となった事故は、18件確認されました。

○不具合は、エンジン、機体、操縦装置、燃料系統、プロペラなど、様々な部位で発生しています。プロペラ・ブレードのような大きなものだけでなく、主翼結合部のブッシュのはめ合いやエンジン点火系統のコネクターなど小さな部品に少しずつ進んでいく不具合もありました。

○機体・部品に不具合が生じないようにするためには、点検・整備や組み立てを適切に行う必要があります。しかし、不適切な点検・整備や不適切な組み立てが要因となって機体・部品に不具合が発生し、事故に至ってしまった事例が多く見られます。

○このように、不適切な点検・整備が要因となった事故は14件、不適切な組み立てが要因となった事故は2件確認されました。

○具体的には、エンジンの使用時間に応じた点検・整備が行われていなかったため、部品の破損やカーボン付着によりエンジンが飛行中に停止した事例、機体を組み立てる際にジョイント部を正規の位置に取り付けなかったため、操縦困難な状態に陥り墜落した事例などがありました。

○また、マニュアルに適合しない改造について指摘されている事例が14件ありました。マニュアルを理解しなければ機体や部品のことを知ることができないということは、操縦でも整備でも同じです。

○不具合の発生を防止し、機体やエンジンを適切な状態に保つためには、点検・整備はマニュアルなど機体・部品製造者の指示に基づき、指定された方法、基準値、部品により定期的に確実に行うほか、小さな異常や状態の変化に対しても細心の注意を払って、慎重に行うことが大切です。

○2022年12月1日に公表された、飛行中にエンジンが停止した重大インシデントの報告書(PDF/1.01MB)では、使用者に対して以下の点の重要性が指摘されています。
1.機体及びエンジンの点検・整備は、メンテナンスマニュアルで規定している実施時期及び手順に基づいて適正に実施すること
2.使用時間を適正に管理すること
3.自ら点検・整備を実施することが困難である場合は、機体及びエンジンの整備に実績のある事業者が実施すること
4.整備履歴及び機体の現状等に基づいた適切な作業内容を明確にして実施すること
5.完了後の作業内容確認も含めて実施すること
 安全のためのポイント

○超軽量動力機等は事故に至ると死亡者や重傷者を伴うことが多いことから、日頃から整備に万全を期しておく必要があります。

○機体組み立て作業はもとより、点検・整備作業や定時点検項目の未実施、代替品を用いた修理など、メーカーなどが定めた正規のマニュアルなどに適合しない行為は、事故につながる要因の一つになります。

○部品の腐食、摩耗や締めつけの緩みなど、少しずつ進む経年変化が事故につながることもあります。

○飛行前・飛行後には、小さな異常や状態の変化にも細心の注意を払って、正規のマニュアルに基づき、慎重に点検・整備を行いましょう。

 

【事故事例の紹介】
ジャンプ飛行中にプロペラ・ブレードが損壊・飛散したことをきっかけに左主翼が折れて墜落した事例(「不適切な組み立て」も関与要因と考えられるもの)(PDF/487KB)

上昇中にエンジンが停止したため不時着した際、機体が損傷して操縦者が重傷を負った事例(「不適切な点検・整備」、「安全管理の不備」も関与要因と考えられるもの)(PDF/400KB)

 

その他の要因

その他の要因として、次のようなものが挙げられます。

1)樹木・電線などの障害物を視認できなかったなど、発見・認知・認識の不足
○障害物をいち早く発見できるように、飛行中は外部監視をしっかり行いましょう。障害物の位置を事前に確認しておくことも大切です。
2)重量・重心位置の逸脱や未確認など、運用限界の逸脱・確認不足
○重量・重心位置の逸脱は事故につながりかねない危険なものです。適正な範囲内にあるかどうか確認しましょう。
○適切な操縦のためには、速度、姿勢などを把握することが大前提です。目測に頼らず、計器を適切に確認することが大切です。
3)離着陸帯の周辺にあってはならない障害物件があったり、シートベルトなどの安全装備をしっかり装着していなかったなど、安全管理の不備
○操縦者は、シートベルト、ヘルメットや救命胴衣といった安全装備をしっかりと適切に装着しましょう。
○飛行クラブや場外離着陸場の関係者は、安全管理規則を制定してこれに従った対応を行うとともに、樹木や留置物が制限表面から突出して障害物件になっていないか、安全に関する情報が掲示物等により周知されているかなど、定期的に確認することが大切です。
 安全のためのポイント

○地上では見えやすい樹木や電線なども、飛行中は見えにくいので、事前に障害物の位置を図面等で確認し、飛行中はしっかり外部監視を行うことが大切です。

○超軽量動力機等では、重量・重心位置の逸脱は飛行特性に大きな影響を与えるので、適正な範囲内にあるかどうか確認しましょう。

○安全管理規則を遵守し、シートベルト、ヘルメット、救命胴衣といった安全装備を適切に装着しましょう。

 

【事故事例の紹介】
「発見・認知・認識の不足」に関するもの
低高度で飛行中に電線に接触して墜落した事例(「低高度での飛行」も関与要因と考えられるもの)(PDF/452KB)

「運用限界の逸脱・確認不足」に関するもの
重心位置が後方限界付近だったことなどから大きな機首上げ姿勢となって失速・操縦不能により墜落した事例(「知識・技量・経験不足」、「不適切な操縦」も関与要因と考えられるもの)(PDF/328KB)

「安全管理の不備」に関するもの
機体が水面と接触して水没したのち救命胴衣を着けていなかったことなどから溺死した事例(「発見・認知・認識の不足」も関与要因と考えられるもの)(PDF/420KB)

 

航空法の許可取得、許可条件の遵守

○報告書では、超軽量動力機等の飛行にあたって必要な航空法の許可(機体(航空法第11条第1項ただし書)、操縦者(同第28条第3項)、離着陸場所(同第79条ただし書))を取得していない、許可条件を満たしていないといった、法令違反の指摘が多く見られました。

○今回分析した58件の事故では、このような指摘は40件(69%)確認されました。

○適切に許可を受けて許可条件が遵守されていれば、機体の安全性、操縦者の技量、離着陸場の状態が適切に確認・維持されて、事故は起きなかった可能性のある事例も見受けられます。

○皆様の安全のためにも、必要な許可を取得して許可条件を遵守することは、とても大切です。

 安全のためのポイント

○これらの許可は、単に義務として課されたものではなく、空を楽しむ人のために用意された安全を担保するための道筋と理解して、必ず許可を受け、許可条件を遵守しましょう。

○航空法の許可を取得するための申請手続きは、搭乗者の命を守る具体的なチェックの機会と捉え、申請項目に従って、安全な飛行を楽しむための準備を丁寧に進めましょう。

 

まとめ~安全サイドで判断して行動しましょう~

そんなことから事故を招かないために

 

安全サイドで判断して行動しましょう!

【機体の維持管理について】
1.整備マニュアルを入手して内容を理解していますか?
2.マニュアルや製造者等の指示に従った点検・整備をしていますか?
3.経年変化を念頭に、小さな異常や状態変化にも細心の注意を払って慎重に点検・整備していますか?

【機体の組み立てについて】
1.組み立てマニュアルを入手して内容を理解していますか?
2.マニュアルに従った手順で組み立てていますか?

【飛行前に】
1.飛行マニュアルを入手して、限界事項や禁止事項を含めた内容を理解していますか?
2.必要な航空法の許可を取得し、許可条件や飛行マニュアルに従った飛行を計画していますか?
3.基本的な操縦操作が良く分からない、飛行にブランクがあるなど、飛行に必要な技量が不足・低下していませんか?
4.整備状況、燃料搭載量、重量・重心位置など安全飛行に必要な事項を確認していますか?
5.気象の現況・予報を、特に風に注意して確認していますか?
6.安全管理規則を守り、シートベルト、ヘルメット、救命胴衣などの安全装備は装着していますか?

【飛行にあたって】
1.安定した姿勢や速度が維持できていますか?
2.飛行特性に留意し、急な操作は避けて必要かつ適切な操舵・スロットル操作を行っていますか?
3.外部、計器を適切に監視して、飛行の状況を適確に把握していますか?
4.風向・風速など気象の変化に気を付けていますか?

 

 今回ご紹介した事故事例の中には、目撃者が撮影していた動画が事故原因の究明に役立ったものがあります。地上の安全な場所から飛行の状況を撮影しておくことは、自らの飛行を客観的に振り返ることができるので、操縦技量の向上に役立つとともに、ヒヤリとした、ハッとした場面を見返すことによって、事故の芽を摘むために利用することもできます。地上から動画を撮影し活用することも、安全のために有効なのではないでしょうか。

 

おわりに

 超軽量動力機等を愛好される皆様は、まずは安全第一で飛行されていることと思います。2023年に18年ぶりに事故がなかったことは、皆さまの事故防止への取組の成果ではないでしょうか。しかしこれで、今後も事故が起こらないということにはなりません。無事故を続けるための取組として、過去の失敗事例に学ぶということは大切で、事故調査報告書をご活用いただくことは、安全を高める方法のひとつと考えています。このページでは、その一助となるように、事故事例を分析した結果から学べる安全のためのエッセンスを掲載しています。このページ以外にも、運輸安全委員会が公表している事故や重大インシデントの調査報告書、運輸安全委員会ダイジェストなどの資料をぜひご活用ください。
 また、航空局では航空安全情報ポータルにて安全に関する情報発信を行っていますので、こちらに掲載されている資料もご利用いただけます。
 これらの資料を活用していただくことにより、皆様の飛行の安全性が更に高まって、いつまでも楽しい空を満喫されることを願っております。

【関係資料】
○運輸安全委員会ダイジェスト第39号(2022年3月22日発行)
~空を安全に楽しむために~超軽量動力機等の安全な飛行
(このページは、上記のダイジェストを加筆・修正して再構成しています。内容が一部異なる部分があります。)
https://www.mlit.go.jp/jtsb/bunseki-kankoubutu/jtsbdigests/jtsbdigests_No39.html
 
○国土交通省・航空安全情報ポータル(超軽量動力機等の安全確保について)
https://safetyp.cab.mlit.go.jp/small-aircraft_top/#small-aircraft-other

 

【このページでご紹介した事故事例】

○すべての事例をご覧になりたい方はこちら → 事例(PDF/1.53MB)

○不適切な操縦、知識・技量・経験不足が関与要因
離陸して上昇中に翼のピッチ角が過大となっている状況で推力が減じられたためタンブリングに陥り墜落した事例(PDF/376KB)

○不適切な操縦、知識・技量・経験不足が関与要因
操縦訓練のジャンプ飛行の際に意図せず上昇してしまいその直後に機首から墜落した事例(PDF/280KB)

○不適切な操縦、気象(風)の影響、不適切な判断、安全管理の不備、機体特性が関与要因
着陸時に強い横風のため機首が急に偏向した状態で着陸復行した際に墜落した事例(PDF/372KB)

○機体・部品の不具合、不適切な点検・整備、不適切な組み立てが関与要因
ジャンプ飛行中にプロペラ・ブレードが損壊・飛散したことをきっかけに左主翼が折れて墜落した事例(PDF/487KB)

○機体・部品の不具合、不適切な点検・整備、安全管理の不備が関与要因
上昇中にエンジンが停止したため不時着した際、機体が損傷して操縦者が重傷を負った事例(PDF/400KB)

○発見・認知・認識の不足、低高度での飛行が関与要因
低高度で飛行中に電線に接触して墜落した事例(PDF/452KB)

○不適切な操縦、知識・技量・経験不足、運用限界の逸脱・確認不足が関与要因
重心位置が後方限界付近だったことなどから大きな機首上げ姿勢となって失速・操縦不能により墜落した事例(PDF/328KB)

○安全管理の不備、発見・認知・認識の不足が関与要因
機体が水面と接触して水没したのち救命胴衣を着けていなかったことなどから溺死した事例(PDF/420KB)

 

本ページ更新日:2024年2月27日

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