住宅

ZEH・LCCM住宅の推進に向けた取組 

最終更新:令和6年3月15日

 我が国では、エネルギー基本計画(令和3年10月閣議決定)において、「2030年度以降新築される住宅について、ZEH基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指す」とともに、「2030年において新築戸建て住宅の6割に太陽光発電設備が設置されることを目指す」とする政策目標を設定しており、地球温暖化対策計画(令和3年10月閣議決定)においても同様に政策目標を設定しています。
 2050年カーボンニュートラル実現に向けて、経済産業省・国土交通省・環境省は連携して、住宅の省エネ・省CO₂化に取り組んでいきます。

ZEH・LCCM住宅の概要

ZEHとは

 ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」です。

LCCM住宅とは

 LCCM(エルシーシーエム)(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)住宅とは、建設時、運用時、廃棄時において出来るだけ省CO₂に取り組み、さらに太陽光発電などを利用した再生可能エネルギーの創出により、住宅建設時のCO₂排出量も含めライフサイクルを通じてのCO₂の収支をマイナスにする住宅です。


 
参考:『ご注文は省エネ住宅ですか?』建築物省エネ法特設ページ/国土交通省)

ZEH ・LCCM住宅の制度・支援・周知による推進 

 

制度

■省エネ基準の段階的な引き上げ:遅くとも2030年度までに省エネ基準をZEH基準の水準へ引き上げ
■省エネ性能表示制度:住宅・建築物を販売・賃貸する事業者に対してZEH等への適否も掲載可能な省エネ性能ラベルの表示を努力義務化(詳細はこちら)
■ZEHビルダー/プランナー制度:ZEHの自立的普及拡大を図るため、要件を満たしたハウスメーカー・工務店等を登録

支援

■子育て世帯等によるZEH水準の住宅等の購入等への補助(詳細はこちら)
■ZEH、ZEH+、ZEH-M等への補助(詳細はこちら)
■住宅ローン減税におけるZEH水準の住宅等を対象とした借入限度額の上乗せ(詳細はこちら)
■フラット35におけるZEH等を対象とした金利の引下げ(詳細はこちら)

周知

省エネポータルサイト
■『家選びの基準変わります』マンガ(戸建住宅編はこちら/マンション編はこちら
デコ活サイト

その他参考情報

■国土交通省における、良質な住宅・建築物の取得・改修に関する支援制度等についてのWEB動画
 令和5年度補正予算・令和6年度当初予算案・令和6年度税制改正大綱に盛り込まれた良質な住宅・建築物の取得・改修に関する支援制度のWEB動画を配信します。
 (うち、省エネ住宅・建築物に関する支援事業はこちら
みんなでおうち快適化チャレンジ(環境省)
 おうち時間を、脱炭素で、快適、健康、お得なものにしていくことを呼びかけるキャンペーンです。補助金やお役立ち記事、周知ツールなどが掲載されています。
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス実証事業 調査発表会2023(一般社団法人 環境共創イニシアチブ)
 ZEH支援事業において、補助金の申請情報や補助金交付後のアンケート結果を調査、分析するとともに、その分析結果を広く公表しています。

お問い合わせ先

(制度についてのお問い合わせ先) 国土交通省 住宅局 参事官(建築企画担当)付
電話 :03-5253-8111
  • 10月は住生活月間
  • サービス付き高齢者向け住宅情報提供システム

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