当社は創業以来、地方の金融機関様や燃料小売事業者様等、地域に根ざしたビジネスを行っているクライアントの課題解決を支援してきたため、普段から頻繁に出張していました。他方、出張ベースのやり取りでは、顧客課題を十分に聞き、解決まで支援することに限界を感じることもあり、もう少し地域に根ざした課題解決を支援したいと考えていました。
また、都内のみでなく、風光明媚な土地でリフレッシュしながら働く機会も増やしたいとも考えており、体験会に参加することとしました。
当社の場合、ワーケーションというよりも営業所開設までを視野に入れての感想となりますが、導入により顧客先の地理や事情をより深く知ることができ、人的な縦横のつながりが強化されることで、より具体的かつ効果の大きい顧客の課題解決施策を提案できるようになると感じました。
また、従業員の福利厚生制度が充実しますし、人材採用においてもパソコンの前にいるだけでなく、現場にも出たい人材を惹き付けるきっかけになるとも思いました。
特段は思いつきませんが、共働きで子供が小さかったり、両親が病気だったりといった家庭の事情や、健康上の理由でワーケーションを利用できない社員との間の不公平感への配慮等(例:ワーケーション制度を使わない社員に対し、余暇の充実や資格取得支援のための手当を別途支給するなど)は、検討の余地があると考えています。
企業経営の方策の一つとして、「ワーケーション制度」を実際に導入することで、営業の観点では顧客開拓、顧客との関係強化、周辺関係者との縦横のつながりの獲得といったメリットを享受できると思います。
人材獲得・育成・健康増進の観点では、従業員の心身の健康増進及び地域の方々と触れ合うことによる人間力の強化も期待できると感じています。こうした経験を通して、企業としての実力が底上げされると感じています。