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空港の安心、安全を光で守る

光と電気のプロバイダー 光と電気のプロバイダー

「航空灯火・電気技術のシゴト」

航空機のパイロットは、航空機の離着陸や地上走行を行うため、滑走路の位置や形、地上走行ルートを目で見ながら操縦します。そのため、滑走路などをパイロットが見やすくなるよう、異なる色や光の強さを持った様々な「航空灯火」を設置してます。また、広い空港内に「電力施設」を設け、空港内に点在する航空機の運航を支援する管制施設等に安定した電力の供給をしています。

航空灯⽕
電気施設の
設置
航空障害灯
昼間障害標識
の設置
類似灯⽕の
制限
電気⼯作物の
保安管理

「航空灯火・電気技術のシゴト」 「航空灯火・電気技術のシゴト」

航空灯⽕・電気技術官

航空灯⽕・電気技術官

 航空灯火や航空保安用電気施設の設計・開発・評価をするとともに、管理・運用を行っています。

INTERVIEW
平脇 壮太

東京空港事務所

平脇 壮太

明るい職場は会話から

塚﨑 時誠

那覇空港事務所

塚﨑 時誠

航空機の安全運航の一端を担っているという誇り

明るい職場は会話から

平脇 壮太

東京空港事務所

平脇 壮太

航空灯火・電気技術官のシゴトについて教えてください。

航空灯火・電気技術官のシゴトは、主に航空灯火施設と受配電設備の維持です。設備に異常が発生していないか、正常に稼働しているか監視し、不具合が発生した際は現場に向かい復旧対応を行います。電気を扱う仕事のための専門的な知識が必要となります。高校で学んだことの応用ばかりで、仕事を覚えるのが大変でした。また、羽田空港は航空灯火施設及び受配電設備が多数あり、施設の名称や場所を覚えるのに時間がかかりました。

職場環境について教えてください。

相談しやすい職場職場だと思います。先輩方に仕事のことだけではなく、私生活について何か聞きたいこと、困っていることを話すと、相談に乗っていただけます。私は社会人1年目で仕事も私生活も不安がありましたが、先輩方からアドバイスをもらい、仕事と私生活を両立することができています。

航空灯火・電気技術官を目指す方へメッセージをお願いします。

航空灯火・電気技術官として働くうえで必要なのは、コミュニケーション能力だと思います。不具合が発生した際は現場に向かい、現場の状況を簡潔かつ正確に伝えなければなりません。また、専門的な知識が必要なため、最初は分からないことばかりですが、そのようなときには先輩や上司に聞くことが一番理解できる方法だと思います。周りの先輩は優しい方達ばかりなので、どんどん聞いてください。 (※職員の所属、写真は取材当時のものです。)

INTERVIEW #01

航空機の安全運航の一端を担っているという誇り

塚﨑 時誠

那覇空港事務所

塚﨑 時誠

今、どんな業務を担当しているか教えてください。

現在担当しているのは空港整備の業務で、主に航空灯火施設のLED化や老朽化した電力施設を更新するための、設計、発注、工事監督をしています。空港での工事は、業務の調整や覚えることが多く大変ではありますが、自分が設計から携わったシゴトが新たな形となり、那覇空港の一部となっていくことにやりがいを感じています。

航空灯火・電気技術官になって良かったなと感じることを教えてください。

なんと言っても、夜の滑走路を車で走行できることですね。航空灯火の点検で航空機の離着陸がない時間帯に空港内を走行しますが、滑走路に光る航空灯火が本当にきれいで感動しますよ。そのほかには航空機の離着陸を近くで見ることができ、その航空機の安全に自分の仕事が役立っているなと感じた時です。

未来の航空灯火・電気技術官にメッセージをお願いします。

この仕事は専門性が高く覚えることばかりで大変です。また、ミスが航空機の安全運航に影響を与えるかもしれないといった責任感や緊張感もあるシゴトです。その分、航空機の安全運航の一端を担っているという誇りが感じられるはずですよ。 (※職員の所属、写真は取材当時のものです。)

INTERVIEW #02