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川幅が狭い場合には、河岸の法勾配を立てて河床幅を確保し、多様な河床形状が形成されるよう努める。従来、河岸法勾配は緩やかな方が陸域―水域間の生物の移動が容易であること、そして、エコトーンが形成されることから、環境に良いと考えられてきた。
このような場合、河岸を立てることにより、河床幅bを大きくとることができ、みお筋部と水際部の多様性を確保するための空間が得られる。
図は、川の深さを3m、河岸ののり勾配を2割とした時に、河床幅bを川の深さの1~5倍に変えた場合の横断形を比較したものである。河床幅が広くなるほど、川幅と河床幅のバランスがよくなることがわかる。 出典:美しい山河を守る災害復旧基本方針 p.190 |
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河床幅の工夫の事例
雫石川
| 事業主体 | 岩手県 |
|---|---|
| 事業名 | 災害関連事業 |
| 水系/河川名 | 一級河川 北上川水系 雫石川(しずくいしがわ) |
| 年災 | 平成25年度 |
| 河川の流域面積 | 64.9km² |
| 河道特性 | セグメントM |
| 主な工事概要 | 河道掘削、護岸工等 |
工夫点
流下能力を確保するため、川幅拡幅や河床掘削を行う必要があった。その際、水裏部の河畔林を残存させ、水衝部側を拡幅したことで、従前の環境が維持されている。
さらに、その河床幅を確保するために5分勾配の護岸を採用することで川幅を確保するとともに、現地在材の大きな石を河床に点在させたことで、より変化のある河道に復旧している。

河床幅の工夫の事例
上溝川
| 事業主体 | 秋田県 |
|---|---|
| 事業名 | 災害復旧助成事業 |
| 水系/河川名 | 一級河川 雄物川水系 上溝川(うわみぞがわ) |
| 年災 | 平成29年度 |
| 河川の流域面積 | 34.8km² |
| 河道特性 | セグメントM |
| 主な工事概要 | 河川掘削、引堤・護岸等 |
工夫点
川幅
低水路部護岸の勾配を1:2.0から1:0.5に変更し、川幅を18mから25mへと広くし、水際を固めず、流水域を自然に近い形状とし、流水作用による多様な河川環境を創出することができるよう、川の自由度を大きくした。



河床幅の工夫の事例
丸谷川
| 事業主体 | 宮崎県 |
|---|---|
| 事業名 | 河川等災害関連事業 |
| 水系/河川名 | 一級河川 大淀川水系 丸谷川(まるたにがわ) |
| 年災 | 平成22年度 |
| 河川の流域面積 | 41.57km² |
| 河道特性 | セグメント1(谷底平野) |
| 主な工事概要 | 河床掘削工V=42,124m3、護岸工A=8,961m2、落差工N=1基 |
工夫点
みお筋を移動させ、河道断面に余裕がある箇所に、掘削でワンドを形成した。その際、ワンド形成の際、様々な地盤高に整備したことで、様々な植生帯が形成されている。
また、護岸を立ち護岸にしたことで、前面の植生帯が広く護岸の見え面積が小さく、美しい河道に仕上がっている。















