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国土交通省 I 種技術系採用情報メールマガジン H21-22 第6号
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Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism
H21~22 メールマガジン 第6号  H22.2.18
国土交通省 I 種技術系採用本部 
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メルマガメンバーの皆様、こんにちは!国土交通省 I 種技術系メールマガジンに登録して頂きありがとうございます。
 メルマガ第6号では 
(1)採用・業務説明会の予定
(2)霞ヶ関オープンゼミ・国土交通省業務説明会について
(3)若手職員からのメッセージ【電気系】
    ●『電気通信情報技術と河川・道路』
               大臣官房技術調査課電気通信室電気通信施設管理係長  大坪 祐紀
    ●『人命救助の活動拠点になります』
               大臣官房官庁営繕部計画課計画第一係長  小谷 寛之
    ●『航空交通の安全を守る』
               航空局管制保安部管制技術課信頼性管理業務センター  横川 寧伴
    ●『新幹線鉄道の整備について』
               鉄道局施設課・新幹線施設係長  七宮 清一
について情報をお送りします。
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(1)採用・業務説明会の予定

H22  2月19日(金) Ⅰ種中央省庁セミナーin大阪(大阪中之島合同庁舎)
     3月 4日(木) 霞ヶ関オープンゼミ(春)(中央合同庁舎2号館・3号館)
     3月 5日(金) 国土交通省業務説明会(中央合同庁舎2号館・3号館)

 2月19日(金)の「I種中央省庁セミナー」では、各省庁がブースに分かれて業務説明を行います。国土交通省I種技術系採用本部からも業務説明に伺い、皆さんの質問に直接お答えしますので、是非ご参加ください。
 各業務説明会の詳しい情報を下記採用HPに掲載していますので、こちらもご覧ください。
  https://www.mlit.go.jp/saiyojoho/setsumei01_g.html

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(2)霞ヶ関オープンゼミ・国土交通省業務説明会について

 霞ヶ関オープンゼミ(春)・国土交通省業務説明会は、皆さんに国土交通省へ足を運んで頂き、私達の具体的な職務内容や職場の雰囲気を知って頂くための説明会です。国土交通省で働く様々な局の職員から詳しい業務の説明を聞くことができます。予約は不要ですのでお気軽にご参加ください。テレビや新聞ではわからない国土交通省の魅力をお伝えします!
 なお、3月4日(木)の「霞ヶ関オープンゼミ(春)」と5日(金)の「国土交通省業務説明会」は同じ内容の説明会です。

 ■日時
  平成22年3月4日(木)・5日(金)
   第1回 10:00~11:30
   第2回 13:15~14:45
   第3回 16:00~17:30

 ■集合場所
  国土交通本省(中央合同庁舎3号館)
   〒100- 8918 東京都千代田区霞が関2-1-3
   ※集合場所の詳細は2月下旬にメルマガや採用HPでお知らせします。

 ■内容
 ・2日間にわたり、1日3回に分けて実施します。
 ・各回、以下の内容で進めて行きます。
  (1)全体説明及びガイダンス(約10分)
  (2)部局訪問(ゼミ受講) (約30分×2)
     ・20のゼミの中から、2つのゼミを選択し、受講して頂きます。
     ・各ゼミでは、各部局の担当者から、業務概要、これまでの経験談に加え、個別テーマについて、説明します。
 ・各回の各ゼミの説明内容は同一です。
 ・1日最大6ゼミ受講することが可能です。

 ※詳細は国交省採用HPに掲載しています。
  https://www.mlit.go.jp/saiyojoho/files/openharu.pdf

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(3)若手職員からのメッセージ【電気系】

 若手職員からのメッセージ第2弾では、電気系の職員からのメッセージについてご紹介します。次号以降は土木系、建築系、造園系、農業系、砂防系、地理院の職員からのメッセージを順次掲載する予定です。

●電気通信情報技術と河川・道路
■大臣官房技術調査課電気通信室電気通信施設管理係長  大坪 祐紀(入省6年目)
【略歴】
平成16年4月 近畿地方整備局大阪国道事務所交通対策課 交通企画係
平成18年4月 河川局砂防部砂防計画課 砂防情報係長
平成20年4月 大臣官房技術調査課電気通信室 電気通信施設管理係長 (現職)

 電気系②(電気通信情報施設関係)の職種は、河川や道路に関係する電気・通信・情報設備についての企画や技術基準の作成などを行うエンジニアです。ライト、テレビ、電話、エアコンにより、家が雨風を防ぐだけの箱から安全で快適な空間となるように、河川や道路にも電気通信情報技術が欠かせません。私たちの活動の中心となる大臣官房技術調査課電気通信室は国土交通省のドコモであり、グーグルであり、アップルでもあります。これらの企業の電気通信情報技術が世界中の人々の生活をより充実したものとしているように、我々のアイディア、技術が道路や河川と人々を結びつけ日本中の人々の生活をより充実したものとします。今日の複雑化したテクノロジーは、単独の技術部門のみで進歩するのではなく、多様な部門の技術が融合しお互いに刺激し合い相乗効果を発揮することで、より高度なものへと発展しています。国土交通省の電気通信情報技術のスペシャリストとして、あなたのアイディアが国土交通省の電気通信情報技術を発展させ、また機械、土木、砂防や造園など国土交通省全体の技術を発展させます。

 私たちは、大地震などの災害時に備えた通信手段の確保、二酸化炭素排出量の削減のためのLEDによる道路照明の利用、長寿命化のための橋梁やトンネル、ダムなどの状態把握手法の開発など、さまざまな分野の問題に取り組んでいます。国土交通省で取り組むテーマは無限にあります。あなたの新しい可能性で世の中を変える革新を起こして下さい。

 私たちの仕事は、日本の活動の基盤となる河川や道路を支え、豊かにすること。そのために、今、強い意志と願望を持った人材を必要としています。専門領域を問わず優れたエンジニアであり斬新なアイディアを持つあなた、優れたマネージャであり自分の考えを説明したくさんの人の賛同・協力を得られるあなた、あなたの貢献を期待しています。

〈関連情報〉
○「電気通信技術ビジョン」について:
 https://www.mlit.go.jp/report/press/kanbo08_hh_000060.html


●人命救助の活動拠点になります
■大臣官房官庁営繕部計画課計画第一係長  小谷 寛之(入省7年目)
【略歴】
平成15年4月 中部地方整備局 営繕部設備課
平成18年4月 内閣府 民間資金等活用事業推進室 主査
平成20年4月 大臣官房 官庁営繕部計画課 計画第一係長(現職)

 中米のハイチで起こった地震をご存じでしょうか。この原稿を書いている現在もまだ多くの方々が瓦礫の下敷きにされたままになっており、大規模な救出活動の状況が毎日ニュースで流れている状況ですので、ほとんどの方はご存じかと思います。既にこの地震は、単一の地震として近年空前の大規模災害といわれていますが、それには、大統領府や国会議事堂をはじめ、数々の公共施設が倒壊し、災害時にこそ最大限に活動すべき政府機能が麻痺してしまったことが要因の一つとして挙げられます。日本でも、大災害によって政府機能が麻痺し凄惨な社会になってしまう映画や漫画・小説などが幾つもありますが、現実に起こってしまったこの事態にピンとくる人は多くないのではないでしょうか。

 私の所属する官庁営繕部では、国家機関の建築物(官庁施設)に対して広く所掌する業務を行っておりますが、その中の一つに官庁施設の耐震化があります。各省庁では、税務署や職業安定所など来訪者の人命を守ることはもちろんのこと、本省から末端の事務所にいたるまで、大規模地震などの災害時における応急対策活動の役割が細かく決められており、それを行う場である官庁施設は、人命救助の活動拠点となるため、地震直後にもその機能が十分に発揮できないといけません。そのため官庁営繕部では、官庁施設の耐震化推進を最重要施策の一つと位置づけて取り組んでいるのです。

 そして私は、そのための一手として耐震公表を実施しました。これは、官庁営繕部がその整備を所掌している約3,000の官庁施設について各省庁と地道に調整し、その耐震診断結果をまとめ、広く一般に公表したもので、これによって行政府が大規模地震後にもその機能を失わないためにどうするべきか、ゴールと道筋を明示することに繋がりました。モノづくりの喜びは他の省庁では味わえない国交省特有の喜びですが、一方で、私のように机の上で膨大なデータを処理するような地道な仕事でも、人命救助に繋がる施策の一翼を担っているのだと誇りに思うことができます。国交省ではこのように誰もが日本という平和な国を真下から支える力の一部となっており、それが国交省の本質といえます。根気よくやる気のある若い力をお待ちしております。

〈関連情報〉
○官庁施設の耐震診断結果等について:
 https://www.mlit.go.jp/gobuild/sesaku/taisin/sindan/index07.htm


●航空交通の安全を守る
■航空局管制保安部管制技術課信頼性管理業務センター  横川 寧伴(入省2年目)
【略歴】
平成20年 4月 東京航空局 東京空港事務所 先任管制技術官付
平成20年10月 航空局管制保安部管制技術課信頼性管理業務センター 規格第一係(現職)

 航空機は管制官からの指示や種々の信号を受けて安全かつ円滑な飛行を実現しています。現在私が担当している業務は、航空機が管制官からの指示や種々の信号を受ける際に用いられる無線装置の整備です。

 航空機が管制官からの指示を受けるために用いられる無線装置としては、管制官が航空機の位置を確認するレーダーや、パイロットとの音声通信に用いる無線機、使用する無線周波数を選択する官制卓などがあります。その他の無線装置としては、運航中や着陸時の航空機に航空機自身の位置を地上からの電波により伝える装置などがあります。

 無線装置は安全かつ円滑な航空交通を維持しつつ、航空交通量の増大や運航ニーズの多様化に対応するものでなければなりません。無線装置の整備は求められる機能を如何に効率的な形で実現するかを調整し、製造メーカーと契約を結んで進められます。最近では、関東空域再編や、羽田空港の新管制塔・第4滑走路の運用開始に対応する無線装置の整備などがありました。私は学生時代、研究成果が出にくく、いつ実用化されるかわからない技術について研究し、もんもんと悩まされる日々を過ごしていました。現在は、無線装置の仕組みや動作原理を理解するためにたくさん勉強しなければなりませんが、現代社会に不可欠な高速交通手段である航空交通の安全かつ円滑な運航を支え、向上させるために、新しい技術を取り入れ、新機能を備えて運用される装置の整備を担当することができ、加えて、世界でもトップレベルに位置する日本の航空交通の安全性の向上は、世界の航空交通の安全性の向上に繋がるため、この業務に対し非常に大きなやりがいを持って日々を過ごしています。

〈関連情報〉
○航空行政の概要について:
 https://www.mlit.go.jp/koku/15_bf_000235.html
○無線装置が置かれる航空保安無線施設等について:
 https://www.mlit.go.jp/koku/15_bf_000327.html


●新幹線鉄道の整備について
■鉄道局施設課・新幹線施設係長  七宮 清一(入省5年目)
【略歴】
平成17年 4月 鉄道局 施設課 土木技術係
平成18年 7月 航空・鉄道事故調査委員会 首席鉄道事故調査官付
平成18年10月 航空・鉄道事故調査委員会 企画調整課 調整係
平成20年 4月 鉄道局 施設課 新幹線施設係長(現職)

 新幹線は国土の骨格を形成する重要な社会インフラですが、この整備新幹線の建設について、工事概要を決定する工事実施計画の認可、既着工路線に関する予算や工事の進捗管理、新規着工路線の検討事項である費用対効果等の精査といった事業全体を取りまとめる仕事を担当しています。

 整備新幹線は地元からの建設要望は大変大きなものがありますが、限られた予算の中で建設しているものであり、地域毎に考え方が異なることもあることから、調整は一筋縄ではいきません。また今年度は、既着工路線の総事業費を見直したことにより建設費が高くなったことから、地方負担のある沿線自治体への説明や調整をすることが多かったと思います。

 具体的な仕事の内容はと言うと、資料の作成がその殆どです。そう聞くと簡単なように思えるかもしれませんが、そのための調査・分析はもとより、例えば多忙な大臣へポイントを5秒で伝えるもの、専門知識のない小学生へ技術を分かり易く伝えるもの、相手・目的・説明時間に応じて的確な資料を短時間で作成するというのは予想外に難しく、資料を見れば作成者の能力が滲み出ているものです。これから少し気を付けて見ていくと、新たな発見があるかもしれません。

 私が、国家公務員を選択した理由は、企業利益額の大きさに基づく正しさではなく、将来を見据えた日本としての正しさで仕事を進められると思ったからです。

 その中でも、国土交通省の仕事は、安全や安心といった生活の根幹を支える仕事内容ですので、やりがいは大変大きいと思います。しかしその反面、世間から常に注目されており、失敗が許されないものや途中で簡単には中止できないものが数多く、褒められる事は滅多にないものの批判されることは非常に多いのも事実です。公務員の一部門としてではなく、国土交通省という職場が自分の価値観に合うのかを考えてみて、それでもやる気に満ちている方と一緒に働けるのを楽しみにしています。

〈関連情報〉
○新幹線鉄道の整備について:
 https://www.mlit.go.jp/tetudo/shinkansen.html

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☆編集後記☆☆
 私たちが当たり前のように享受している生活の安全・安心は、多様な技術の融合や技術革新によって支えられています。国土交通省では、多くの技術系職員がこうした技術に関わる業務に従事しており、入省した際には皆さんがこれまで培ってきた専門能力や技能を最大限に生かすことができます。
 次回は土木系の若手職員からのメッセージを掲載予定です。お楽しみに!!
☆☆ メルマガ担当 嚴島 ☆☆