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国土交通省総合職技術系採用情報メールマガジン H24-25 第4号 H25.1.18
ただいまメルマガ読者数337人


皆さんこんにちは!国土交通省総合職技術系メールマガジンの第4号です。
平成25年最初の第4号メルマガでは、今年の採用情報や若手職員の目線による
「施策紹介」に加え、海外勤務者からのメッセージを紹介したいと思います。

なお、第4号メルマガの配信タイトルは以下の通りです!
[1] 説明会情報(人事院中央省庁セミナー等)
[2] 若手職員の1週間紹介【電気通信情報施設関係】
[3] 若手職員の1週間紹介【主に北海道における農業農村整備関係】
[4] 海外からのメッセージ

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[1] 説明会情報(人事院中央省庁セミナー等)

○人事院主催総合職中央省庁セミナー
平成25年
1月21日(月) 15:00~17:15 @京都大学吉田キャンパス百周年時計台記念館・・・☆
1月26日(土) 13:15~15:30 @北海道大学クラーク会館・・・☆
2月 9日(土) 11:00~13:10 @岡山大学
2月19日(火) 13:00~15:10 @東京工業大学

※開催場所が大学となっているイベントは他大学の学生の参加も可能です。
※“☆”が付いている日は、開催大学近辺で技術系内定者懇談会を開催します!!

○国土交通省技術系内定者懇談会
1月21日(月) 17:45~19:15 @京都大学吉田キャンパス本部構内総合研究2号館(総合研究2号館前 17:40集合)
1月26日(土) 18:30~19:30 @北海道大学クラーク会館前(18:15集合)

○人事院主催のその他説明会
3月7日(木) 霞が関OPENゼミ・春(@霞ヶ関)

○国土交通省総合職技術系採用本部が主催の説明会(技術系政策セミナー)
1月~3月に東京地区、近畿地区、北海道地区、九州地区にて開催日時調整中。

※技術系政策セミナーの日時や説明会の詳細は後日、メールマガジンにて
お知らせします。
技術系政策セミナーは事前予約が必要ですので、日程が決まり次第、
早めに申し込みください。

○各業務説明会の詳細な情報は以下のHPにアクセス
▼国土交通省総合職技術系採用HP
https://www.mlit.go.jp/saiyojoho/categ01_g.html
▼人事院国家公務員試験採用情報NAVI(イベント情報)
http://www.jinji.go.jp/saiyo/event.htm

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[2] 若手職員による施策紹介【都市公園整備・緑地保全関係】

「専門性にかかる期待」

■吉田 貴之(入省4年目)
水管理・国土保全局砂防部砂防計画課地震・火山砂防室 砂防情報係長

【略歴】
平成21年 4月 入省(中国地方整備局岡山国道事務所工務課)
平成22年 7月 総務省総合通信基盤局電波部移動通信課(出向)
平成24年 4月 現職

私の所属する砂防計画課では、土砂災害へのソフト対策を中心に土砂災害に対して
幅広く取り組んでおり、災害発生時には緊急対応も実施しています。

日本では平均して年間1,000件以上の土砂災害が発生しており、例えば
平成23年台風12号災害では紀伊半島を中心に208件の土砂災害が発生し、
17箇所で堆積した土砂が川をせき止める「河道閉塞」ができました。
河道閉塞が決壊し、せき止められていた水が土砂と一緒に流下するとさらに甚大な
被害をもたらします。そのため、土砂災害を早期に検知することは、早急な対応が
可能となるだけでなく、二次的な被害を防ぐことにも繋がります。
現在砂防計画課では、センサーの周囲で発生する土砂災害を検知し、位置や
規模を推定する「大規模土砂移動検知システム」の整備を進めています。私は
砂防部局における電気通信の担当として、当該システムの電力、通信、
ハード・ソフトウェアなど電気が関係するあらゆる課題について調整し、
仕様を策定、円滑な実運用の導入に努めています。

上記システムに限らず、電気通信技術の進展に伴い、様々な電気通信技術を
活用した公共サービスが実現しています。しかし、電気で動くものを作ろうと
するとき、それが動くまでには、電源設備や通信回線の確保、落雷対策、
機器構成検討、データフォーマットの策定など数多くのステップが存在し、
それを乗り越えられるのは我々電気通信職員だけです。それだけ我々の活躍の場は
多く、かかる期待は大きく、やりがいは充実していると考えています。

国土交通省に限る、とまでは言いませんが、我々は後世に残るような仕事を
行っていると思います。それだけ仕事は厳しいですが、達成したときや後から
振り返ったときには非常に大きな満足感が得られます。自分の子どもたちのために
自分の何かを我が国に残したい、そういう熱い思いをお持ちの方はぜひ一緒に
働きましょう。

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[3] 若手職員の1週間紹介【主に北海道における農業農村整備関係】

「日本の食料供給基地 北海道の発展のために」

■松岡 宗太郎(入省17年目)【農業系:主に北海道における農業農村整備関係】
北海道局農林水産課 開発専門官

平成8年入庁(旧北海道開発庁) 開発土木研究所(現 独立行政法人土木研究所寒地土木研究所)研究員
平成12年 北海道開発局旭川開発建設部富良野地域農業開発事業所 係長
平成14年 農林水産省農村振興局整備部農村整備課 係長(出向)
平成16年 北海道開発局帯広開発建設部十勝南部農業開発事業所 班長
平成20年 北海道開発局札幌開発建設部夕張シューパロダム総合建設事業所 副長
平成22年 北海道開発局農業水産部農業設計課 開発専門官
平成24年 4月 現職

私は、安全な食料を安定的に供給する国の施策上、中心的な役割が求められて
いる北海道の農業水利施設の整備(ダム、用排水路等)に携わっています。
「国土交通省で農業?」と思われる方も多いかもしれませんが、国土交通省では
北海道総合開発法に基づき、北海道においては、農業・水産基盤施設等の整備も
担当しております(本州等において地方整備局及び農林水産省地方農政局が
それぞれ実施している直轄公共事業を一体的に実施)。
平成24年3月、国は東日本大震災を教訓に、農村の防災・減災力を強化する
ため、農業用施設の耐震強化を推進する方針を打ち出しました。例えばダムに
ついては、安全性評価として、レベル2地震動(現在から将来にわたって当該
地点で考えられる最大級の強さ)に対するダムの挙動解析等を行うことに
なりました。
ダムは技術的な難易度が高く、また、ダム毎に想定される地震動や、地形・地質
等の条件設定が異なることから、研究者等の学識経験者の指導・助言を得ながら
進めています。担当者レベルでは、条件設定の妥当性等の技術的判断はもとより、
学識経験者に限られた時間内で効果的に審議していただくため、資料の工夫や
プレゼンテーション能力が極めて重要となってきます。土地と水が絶対条件である
農業にとって、ダムを始めとする農業水利施設の安全性確保は極めて重要であり、
今後はそれらの結果を踏まえて、施設の耐震強化を進めていくことになります。

研究所で研究者の視点・考え方に間近で触れたこと、農林水産省(出向)で政策
づくりの過程で行った資料作成・説明のスキル、ダム建設現場で技術的判断の
責任者の一人として業務を遂行したこと(上司等の指導を受け、技術士取得)、
これらの経験を活かしながら、重要構造物のダムの安全性評価に携わっている
ことに、やりがいを感じています。

国土交通省は、全国で幅広い分野のインフラ整備等を行っています。様々な
経験をしながら、技術を身につけ、活力あふれる国土形成をめざして一緒に
国土交通省で働いてみませんか。

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[4] 海外からのメッセージ

「日タイ両国のために」

■林 良太郎(入省9年目)
外務省 在タイ王国日本国大使館 二等書記官(出向)

【略歴】
平成16年 4月 入省(北陸地方整備局高田河川国道事務所調査第一課)
平成17年 4月 総合政策局環境・海洋課(現:環境政策課・海洋政策課)
平成18年 4月 内閣府政策統括官(防災担当)付参事官(地震・火山対策担当)付 主査
平成20年 4月 都市・地域整備局(現:都市局)市街地整備課 係長
平成23年 3月 現職

サワディーカップ!みなさんこんにちは。私は現在タイにある日本大使館で
働いています。外務省ではなく、国土交通省に入省した技官の職員が、大使館で
どのような仕事をしているのか、想像がつかないみなさんもいると思います。
 大使館での主な業務は、タイへのODA(政府開発援助)のとりまとめや、
「国土交通アタッシェ」として、国土交通省に関係する道路、都市整備、防災、
水分野などにおけるタイ国内の開発計画等の情報収集や、タイ政府をはじめとする
各機関との調整などを行っています。
日本での業務で培った市街地整備手法や防災対策の知識、河川の現場などでの経験が
多少なりとも生かせていると思います。

バンコク市内の高速道路、市内を流れるチャオプラヤ川に架かる多くの橋梁、
地下鉄やスワンナプーム空港建設など、私の先輩方の努力のおかげもあり、数多くの
インフラ整備が日本のODAにより実施されてきましたが、タイは経済成長が続いて
中進国となり、ODA案件は少なくなる一方で、日本企業のビジネスの場所として
注目されてきています。
私は、大使館内の「インフラプロジェクト専門官」の一人として、治水対策
プロジェクトやバンコク都市圏でのモノレール整備など、各国が国を挙げて
売り込んでいる中で、官民一体となって日本企業が受注できるように、インフラ
海外展開の支援を行っています。

また、日本国内でも報道されていたので、ご存知の方も多いと思いますが、
タイは2011年に70年ぶりの洪水に見舞われました。アユタヤやバンコク近郊の
日本企業も多く入る工業団地などが冠水し、経済被害約1.4兆バーツ(約4兆円)
の甚大な被害をもたらしました。
洪水発生時には、日本からの、緊急物資提供、専門家や排水ポンプ車の派遣、詳細な
地形データの測量などの様々な支援にあたり、適切な支援を行うために現地の要望を
把握し、支援受入れの調整などを行いました。
特に国土交通省が所有する排水ポンプ車については、海外に派遣した前例も
なかったことや、排水先の選定の調整などでとても苦労し、寝る暇もない忙しさ
でしたが、実際に工業団地や大学、民家などで排水活動を行い、多くの人たちに
とても感謝された時には、大きな達成感がありました。

みなさんの中には、国際業務も経験したいという人も多いかもしれませんが、
希望すれば大使館・国際機関の職員や、海外政府などで専門家として少なくとも
一度は海外で働くチャンスがあると思います。
国土交通省での活躍の場所は、日本全国はもちろん、世界各地にも広がって
いますよ!

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[5] 採用本部からのメッセージ・編集後記

今回のメルマガでは、「若手職員の施策紹介」に加えて海外勤務者からの
メッセージをお送りしました。

皆さんの持っている国土交通省に関するイメージは、“国内”のインフラ整備や
交通関連の環境対策・安全対策を担当している官庁などではないでしょうか。
しかし、海外での大型プロジェクトの案件形成や、日本の持つ技術の売り込み、
途上国への技術供与といった様々な形で、国際関係業務に携わる機会があります。
その中で、今回紹介した方のように大使館での勤務やその他にも国際機関、
JICAの長期専門家として海外へ赴任することもあります。
もちろん、その際には技術の専門家として派遣されるため、自身の経験や知識を
発揮することが出来ます。

このように、国交省技術系職員の仕事のフィールドは国内外に広がっており、
なおかつ技術のスペシャリストとして、各方面からの期待が寄せられています!

☆☆編集後記☆☆

平成25年となり、新たな目標や気持ちを胸に抱え、今年のスタートを切られた
ことと思います。
今年も引き続きメールマガジンも配信していきますので、試験勉強中の息抜きに
なったり、やる気を出させる処方箋になったりと、皆さんにとって実り多き年に
なるための一助になればと思っています。

次回のメルマガは、1月下旬に第5号を配信予定としております。
引き続き、メルマガ配信を楽しみに待っておいてください。

※質問や不明な点がある場合は、気軽に採用本部(engineer@mlit.go.jp )まで
お問い合わせください。

☆☆ メルマガ担当 田中(H22入省) ☆☆