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国土交通省総合職技術系採用情報メールマガジン H24-25 第11号 H25.4.15
皆さんこんにちは。国土交通省技術系採用メールマガジン第11号です!
新年度となり、就職活動も佳境を迎えつつある方も多いかと思います。
なかなか先が見えなくて不安もあるでしょうが、
そんな時は本メールマガジンを読み返して、気分転換してみてください。

第10号メルマガの配信タイトルは以下の通りです。
[1] 説明会情報(本府省合同業務説明会)
[2] 若手職員による施策紹介
①「建設事業の高度化を目指して ~情報化施工~」
岡本 由仁(入省4年目)【建設機械・施工技術、河川・道路管理施設(設備)関係】
②「国土地理院における測量行政について」
川畑 亮二(入省4年目)【国土地理院】
[3]  採用本部からのメッセージ・編集後記

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[1] 説明会情報(本府省合同業務説明会)

以下の日程で、人事院主催の総合職試験第1次試験合格者対象本府省合同業務説明会
が全国各地で実施される予定です。
5月15日(水)京都大学百周年時計台記念館
5月16日(木)仙台合同庁舎、仙台第2合同庁舎
5月17日(金)福岡合同庁舎
5月19日(日)国立オリンピック記念青少年総合センター(東京)
5月22日(水)北海道大学クラーク会館

詳細については、決まり次第、下記にアップされる見込です。

▼人事院 国家公務員試験採用情報NAVI
http://www.jinji.go.jp/saiyo/saiyo.htm

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[2] 若手職員による施策紹介

①建設事業の高度化を目指して ~情報化施工~」
岡本 由仁(入省4年目)【建設機械・施工技術、河川・道路管理施設(設備)関係】

【略歴】
平成22年4月 北陸地方整備局 信濃川河川事務所 管理課 機械係
平成23年4月 北陸地方整備局 信濃川河川事務所 工務課 併任
平成24年4月 総合政策局 公共事業企画調整課 施工企画係長
平成25年4月 総合政策局 公共事業企画調整課 環境・リサイクル企画室 環境技術係長(現職)

私が担当している仕事は主に情報化施工の普及推進です。
と言っても、これを読んでいる皆様の多くは「情報化施工って何?」と思うことでしょう。

国土交通省のホームページ(https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/constplan/sosei_constplan_tk_000017.html )
では、情報化施工を「建設事業の調査、設計、施工、監督・検査、維持管理という建設生産プロセスのうち
『施工』に注目して、ICTの活用により各プロセスから得られる電子情報を活用して高効率・高精度な施工を
実現し、さらに施工で得られる電子情報を他のプロセスに活用することによって、建設生産プロセス全体に
おける生産性の向上や品質の確保を図ることを目的としたシステム」と説明しております。

現在、普及を推進している具体的な情報化施工技術としては、マシンコントロール技術と呼ばれる建設機械の作
業を自動化する技術や、トータルステーションによる出来形管理技術と呼ばれる完成した工事成果の確認を容易
にする技術があります。

では、この情報化施工によるメリットとは何なのか?マシンコントロールを例にして考えると、建設機械の作業
の自動化には、日当たりの工事の作業量を向上させて、さらに建設機械の稼働時間を縮減できる可能性がありま
これは、工事を早期に完成させる、コストを改善させる、或いは建設機械から排出される温室効果ガスを削減さ
せるといった効果が期待できる上、複雑な操作を自動化することにより、将来懸念されている技術者不足への対
処も期待されております。

また、情報化施工では工事の施工中に多くのデータを自動的に計測し取得できるため、このデータを今後、社会
資本の維持管理の効率化・高度化で利用する方法がないか検討されていく見込です。

このような様々なメリットを持つ情報化施工を活用することで、少子高齢化による技術者不足・厳しい財政状況
・社会資本の老朽化・環境問題等の諸課題を解決する持続的イノベーションを実現しつつ、建設事業の高度化を
目指しています。

この目的を達成するため、国土交通省では、平成20年2月に産学官で構成する情報化施工推進会議を立ち上げて
、同年7月に「情報化施工推進戦略」を策定し、この戦略に基づき、情報化施工の普及を推進してきています。

情報化施工技術を活用することを契約条件にして工事を発注する、また、情報化施工技術を活用する受注者には
工事成果の成績評定時に加点するなどのインセンティブを与える等の取り組みにより、工事への導入を推進して
きました。
(成績評定に加点することで、その受注者の技術力が実績として記録され、次回以降の工事入札に有利に働きま
す)

昨年度は、その戦略の終了年度であったため、情報化施工推進会議のもとに来年度からの戦略を策定することが
私の主立った仕事でもありました。

現在の戦略で定められた目標や課題に関する達成状況をフォローアップすることで、そこから残される課題、引
き継がれるべき課題、新たに確認された課題を整理し、次の戦略では以下の5つの重点目標を掲げる予定です。

1.情報化施工に関連するデータの利活用に関する重点目標
2.新たに普及を推進する技術・工種の拡大に関する重点目標
3.情報化施工の普及に関する重点目標
4.地方公共団体への展開に関する重点目標
5.情報化施工に関する教育・教習の充実に関する重点目標

現在の戦略は、「まずは情報化施工を使ってみよう」という思いでした。
それに対して、新しい戦略は、「情報化施工を使うだけではなく、より上手く利用していこう」という内容にな
っております。
今年度から、この戦略で国土交通省が動きます。新たな戦略の策定はやりがいでしたが、重責でもあり、嫌にな
ることだってありました。

しかし、社会人になったからには耐えましょう。やりとげましょう。そうすれば、国の仕組みにあなたの力が反
映されます。
大変だと感じることがあっても、過ぎてしまえば、冗談交じりで語れる自慢の苦労話です。

どうか、これを読んでくれている誰かが採用の門を叩いてくれることを心よりお待ちしております。

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②国土地理院における測量行政について」
川畑 亮二(入省4年目)【国土地理院】

【略歴】
平成22年4月 宇宙測地課 超長基線係
平成24年4月 宇宙測地課 超長基線係長(現職)

国土地理院は、日本の国土を測り(測量)、地図を作成する(地図調製)機関であり、日本の国土を知ること
によって、豊かで安全・安心な国民生活の実現を目的にしています。

私は現在、国土地理院において測量に携わっています。

測量によって決定された位置情報は、さまざま測量の基準となっている三角点や水準点等の「基準点」の設置
・改修などに活かされ、ゆくゆくは地図の作成やインフラなどの整備に役立つことになります。
日本はプレートに囲まれた地震大国であり、2011年の東北地方太平洋沖地震では、特に東日本の位置が大きく
動いたため、日本の位置の基準を更新する必要がありました。
そのため、地震後の日本の位置を正確に決定する測量を行い、その結果をもとに現在基準点の更新作業が進め
られています。
また、測量の結果、プレートの動きや地震などに伴う大地の動きも知ることができるため、地球の地殻変動
メカニズムを科学的に解明することにも貢献しています。

私は測量業務の中でも宇宙から来る自然の電波を利用して、地球上における日本の位置を正確に決定する測量
を担当おりますが、これは地球規模のプロジェクトで実施されています。
そのため、日本だけでなく世界の国々と連携・協力して測量を実施しなければなりません。
私の普段の業務では、海外機関との調整も行なっており、様々な国の担当者の方と連絡をとりあうことも
多く、国際色豊かな職場です。

国土交通省の業務は多岐にわたっており、国土地理院のように科学的な立場から日本の国土を調べている
機関もあります。
皆さんの興味をすこしでも引くような業務がありましたら、国土地理院へ足を運んでみて下さい。

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[3] 採用本部からのメッセージ・編集後記

今年度の総合職試験は4月28日(日)に第一次試験が実施されます。
それ以降、最終合格発表日の翌々日である6月26日(水)午前8時30分までの間は、
「接触禁止期間」となっており、皆さんとはメールや電話を含め、一切の接触は禁止されます。

ただし、[1]の本府省合同業務説明会のみ、例外扱いされておりますので、
疑問・質問点が少しでもある方は、そちらへの出席をお勧めします。

※質問や不明な点がある場合は、気軽に採用本部(engineer@mlit.go.jp )までお問い合わせください。
なお、接触禁止期間中は、メールを頂いても回答することはできません。

☆☆ メルマガ担当 三國谷(H23入省) ☆☆