_ Dialogue

私が思う
国土交通省の魅力

幅広い政策分野において活躍することができる国土交通省。省内には、多様な職種が集まり、日々それぞれのポジションで社会課題に向き合っています。今回お集まりいただいた若手の職員5名の仕事内容も、驚くほどバラエティ豊か。同期として入省し、それぞれの道でキャリアを積む若手職員5名に国土交通省の魅力について伺いました。

_Member

池田 昂平

入省:
令和2年(一般職事務系)
所属:
道路局総務課

幼い頃から地図や旅行が好きで、国土交通省へ入省。

町田 果歩

入省:
令和2年(総合職技術系)
所属:
港湾局産業港湾課
クルーズ振興室

国土交通省の仕事のスケールに魅力を感じて入省。

仲野 健太郎

入省:
令和2年(総合職技術系)
所属:
水管理・国土保全局
河川環境課流水管理室

中学時代から国土交通省の仕事を身近に感じる機会があり入省。

中島 萌

入省:
令和元年(一般職事務系)
所属:
観光庁総務課

学生時代に国際交流サークルで留学生と関わったことがきっかけで国土交通省に入省。

窪田 旭

入省:
令和2年(総合職事務系)
所属:
都市局総務課

大学時代に取り組んだボランティアの経験から国土交通省を志望。

Q1.現在の仕事内容を教えてください

国会準備からダムの管理まで
幅広いフィールドで汗を流す

池田

道路局の国会窓口として、国会議員からの資料要求や国会における質問内容の通告を局内に割り振り、作業をしてもらう調整をしています。また、道路局長の秘書業務も担当しており、日程調整や外出に同行するのも仕事の一つです。

町田

港湾局で日本のクルーズ振興に関する業務をしています。クルーズ船が寄港するための受入環境整備や、クルーズ船寄港により地域経済効果を高める取組、海外船社に対する訪日クルーズのプロモーション等を実施しています。

仲野

水管理・国土保全局にて、国や道府県が有する全国約600ヶ所のダムの維持管理に関する業務をしています。ダムの機能を維持するために予算の要求や配分を行ったり、危機管理として地震や洪水時には対応状況の把握・報告を行ったりしています。

中島

わたしは観光庁で働いています。入省以来ずっと国際観光課にいたのですが、今は総務課で働いています。総務の仕事をすることで、各部署が要求した予算が実際どのように執行されるかを把握できるようになりました。

窪田

わたしは都市局の総務課で、都市・まちづくり政策を担当するメンバーとともに、政策の立案や法令実現のための業務に取り組んでいます。「こどもまんなかまちづくり」といった、新しい政策案も考えています。

Q2.志望したきっかけは?

人々の暮らしを守り、豊かにする
国土交通省の役割に魅力を感じて

仲野

中学の頃から地元の環境学習施設で国土交通省職員の方と交流する機会があり、国土交通省は身近な存在でした。同時期に川の改修工事によって地域に賑わいが生まれる様子を見てきたので、自身でもかわづくりを通して地域を活性化させる仕事がしたいと当時から思っていました。

池田

幼少期から地図を開いては、「この道路はどこにつながっているのだろう」「ここに道路を通せばもっと行きやすくなるのに」などと考えていました。国土交通省で働けば地図に残る仕事ができると聞き、「自分も残してみたい」と思ったのが志望した動機です。 

町田

大学で土木を専攻していた間に熊本地震や九州北部災害などで被害が発生するのを目の当たりにし、「日本で少しでも安全に暮らせるようにするための仕事に携わりたい」と考えるようになりました。

窪田

同じく大学時代の体験がきっかけです。大学生活の4年間、ボランティアサークルに所属し、知的障害を持つ方と月1回ほど出かけていたのですが、駅の施設などがバリアフリー化されていないために行き先を変更せざるをえないことが多く、「そんな些細なことで、人生を楽しむ選択肢が消えるのはおかしい」と思うようになりました。また、わたしは四国出身ですが、バイパス道路の開通で移動時間が驚くほど短縮されるのを体感し、「思い立ったらすぐに行けること」の素晴らしさを実感しました。やりたいことをちゃんとやれる、行きたいところにちゃんと行ける世界をつくりたいと思い、国土交通省を志望しました。

中島

学生時代に国際交流サークルに所属し、来日直後の外国人留学生に日本を案内する活動をしていたのですが、それがとても楽しくて。一度民間企業に勤めたものの、やはり海外との交流ができる仕事、それも大きな仕事がしたいという思いから国土交通省に転職しました。

Q3.国土交通省で働く魅力は?

幅広い経験や人とのつながりは
必ず未来の自分の糧となる

池田

道路局はコロナ禍の前後から働き方改革に取り組んでいます。課の壁を取り払ったり、フロアカーペットを一新したりするなど、職場環境の整備から着手したのですが、とても和やかで働きやすい雰囲気となっています。また、全国の地方整備局や自治体から出向者が来られるので、人材交流も非常に豊かです。

窪田

わたしは以前鉄道局にいたのですが、やはり鉄道事業者さんや県や市からの出向者といった外部の人たちと一緒に仕事を進めていました。いろんな人と日々話をし、議論していましたね。

池田

国土交通省には全国から人材が集まっていて、仕事相手の幅も広いですよね。省内の上司が若手の意見を積極的に聞いてくださるのもよい風土だと思います。

窪田

使う側のことも考えて設計しないとよい制度にはならないので、いろんな人とコミュニケーションをとるのはとても大事ですよね。

町田

それはわたしも日々実感しています。国土交通省のフィールドは日本全国なので、霞ヶ関だけで働いていても、特に現場で発生している問題等はわからないことが多いです。現在の業務ですと港湾管理者等の地方自治体、運航会社や関係する他省庁など、いろんな方に話を聞くことが大切だと日々実感しています。部署異動が多いため、絶えず勉強しなくてはいけない場面が多いという観点からも、コミュニケーションを大切にしています。

仲野

それはありますね。わたしの場合、1年目が秋田でダムの建設事業、2年目が山形で道路の改築事業、3年目は本省の技術調査課で採用に携わり、現在4年目でダムの管理をしています。毎年毎年、仕事がガラッと変わっています。それでも全然知らない土地で地域の人たちと交流するのはとても面白くて楽しいし、人脈も視野も広がっています。

中島

一見関連性が無いような仕事でも、どこかでつながっていることを痛感します。観光庁は外国人観光客に多数訪日してほしいと考えていますが、その後リピーターになってもらうことも大事ですし、受入環境整備やオーバーツーリズムの問題などもある。単に呼び込むのではなく、全体的な視野で検討しなければなりません。様々な経験を積んで、視野の幅を広げることはとても大切だと思います。

仲野

いろんな知識を身につけておけば、全然関わりがないと思っていたことでもつながったりしますしね。

中島

本当にそうですね。それに観光には道路や鉄道などは欠かせませんので、つながりはいつも実感するところです。

Q4.学生へのメッセージ

自分の生き方、働き方に
幅広い選択肢を与えてくれる職場

町田

国土交通省では本当に幅広い仕事が経験できます。多様な仕事をしてみたい人にはもちろんよい職場ですが、やりたい仕事がまだ見えていない人でも、入省してから自分の興味ややりがいを見つけられる職場です。わたし自身も仕事に従事するうちに今後携わってみたいと思える仕事が増えてきました。

中島

同感です。わたしは観光庁ですが、観光には鉄道や自動車、飛行機の利用が不可欠ですし、海外との交流や他の部署と関わりも深い。観光分野だけでも実に様々な経験ができます。

池田

確かに、いろいろ挑戦したい人も、ひとつの分野に特化したい人も、両者にやりがいが見つかると思います。特に道路局は地図に残る仕事ができるという魅力があるので、とてもやりがいがある職場だと日々感じています。

仲野

みなさんがおっしゃるように、何かしら自分のやりたいことに絡めて取り組める部署があるのは、国土交通省の魅力ですね。水局は国土強靱化や防災減災にも関わっているので、日本を基礎の部分から守りたいと考えている方におすすめです。

町田

港湾に関していえば、正に海を介して世界と繋がる仕事に携われるので、そういったスケールが大きな仕事に憧れがある人に向いていそうです。

窪田

この先どう生きたいか、どう働きたいかというビジョンが誰にもあると思いますが、そこに多様な選択肢を与えてくれるのが国土交通省なのかもしれません。今回の座談会でも多様な選択肢があることを改めて実感しましたが、多くの関係者を巻き込みながら、政策現場ひとつひとつを具体的に動かすことで、社会を支え、成長させていくというコアな部分は共通していたのではないかなと感じましたね。説明会などの場でも、ぜひ国土交通省の職員に話しかけみてください。その上で、少しでもワクワクする部分があったら、国土交通省の門を叩いてほしいですね。