Past入省したきっかけ
入省したきっかけと国交省の魅力
大学で都市計画を学び、最初は地方自治体に就職しました。そこで実感したのは、現場で生じる課題の多くは、日本の社会構造など大きなシステムに起因しているということです。課題解決のため枠組みを変えていくような仕事をしたいと考え、国土交通省の門を叩きました。出向という身分で再び地方自治体で働いている現在は、国土交通省での経験を活かす機会が数多くあり、あの時の選択は間違っていなかったと確信しています。
Nowやりがい・面白さ
やりがいと面白さについて
国土交通省はインフラを軸に多岐に渡る分野を所管しており、制度設計を通じて国土ひいては社会そのものをデザインできる点に大きなやりがいと魅力を感じています。本省で初めて配属された部署では、市街地整備のあり方に関する有識者会議の運営・とりまとめに携わりました。様々な意見を集約し、目指すべき方向性をまとめるという仕事は大変苦労した一方で、大きな達成感も味わいました。その際に提言された「市街地整備2.0」という概念は、のちの制度設計等にも活かされ、全国のまちづくりの現場で展開されており、私自身の仕事のモチベーションにもつながっています。
現在の出向先の神戸市は、人口減少・少子高齢化に対する持続可能性が求められる一方、国際競争力の強化が必要となるなど、ローカルからグローバルまで多様な課題への対応に迫られる、まさに日本の縮図のような都市です。こうした状況に対し、まちのミクストユース化やエリア価値向上に向けた施策の立案、実践等に取り組んでいます。


Future今後の目標
国土交通省における今後の展望
学生の頃から今でも一貫しているのは、「イイ感じの空間をつくりたい」という思いです。自ら空間をデザインする仕事も魅力的ですが、その前提となる社会システムや礎となる制度の設計は、国土交通省だからこそ経験できるものです。政策の立案と現場での実践を通じて、これからもより多様で魅力的なまちの実現に貢献していきたいです。