Past入省したきっかけ
入省したきっかけと国交省の魅力
大学時代に地方自治のゼミで地域振興について学んだことがきっかけで、行政の立場から社会の役に立つ仕事がしたいと考えるように。特に地域と地域をつなぐ交通産業を所管している国土交通省を目指しました。地域の方々の生活と密接にかかわりを持ちながら、国の立場からスケールの大きな仕事ができることに魅力を感じています。
Nowやりがい・面白さ
やりがいと面白さについて
海事局では造船・舶用工業や海運業、船員の資格や労働政策など、「船」に関する幅広い業務を行っています。私は内陸部出身で船にはあまり縁がなかったのですが、海に囲まれた日本において、船は人々の暮らしを支える重要な輸送手段だと実感するようになりました。
印象に残っているのは愛媛県今治市に出向したときの経験です。今治市は「日本最大の海事都市」といわれ、瀬戸内海を運航する船や造船所が市内の至る所から見え、海や船を身近に感じる街でした。しかし地元企業の皆さんからは、地域の若者を採用できず人手不足に苦労しているという話を聞くことも。そこで地元の子どもたちに、船に親しむ機会を持ってもらおうと自衛隊艦艇の見学会を開催しました。コロナ禍で市民生活に大きな制限が掛かっていた時期でしたが、多くの地域関係者の協力の下、好評のうちに終えることができました。地域振興のために働きたいと入省しましたが、実施した政策に対する地域の反応を直接感じられたのは貴重な経験でした。


Future今後の目標
国土交通省における今後の展望
地域振興という大きな目標だけでは日々のやりがいを感じることが難しくなるため、目の前の仕事に対して、小さな目標を立てながら取り組むことを心がけています。今治市での経験は、政策の実施がどのような結果をもたらすかを強く意識するきっかけになりました。今後も仕事をする上での心構えとしたいです。