Past入省したきっかけ
入省したきっかけと国交省の魅力
世のため人のためになるスケールの大きな仕事に携わりたいと考え、国家公務員を志しました。国土交通省の仕事は国民の生活基盤や暮らしの安全・安心に密接しており、その成果をよりダイレクトに感じられると思い志望しました。連日のように国土交通省関連のニュースが報じられ、改めて国民生活や経済活動に及ぼす影響の大きさを実感しています。住宅・まちづくり、道路・河川等のインフラ整備、自動車・鉄道等の交通政策など、日常生活への関わりの深さやフィールドの広さが国土交通省の魅力の一つだと思います。
Nowやりがい・面白さ
やりがいと面白さについて
住宅政策の窓口・とりまとめ業務を担当した当時、国土交通省成長戦略会議という有識者会議が設置されました。
将来にわたる持続可能な国づくりを進め、国際競争力を向上させるための成長戦略の策定に向けた議論がスタートした中、私は、5つの検討分野のうち「住宅・都市分野」において、関係部署と連携した住宅政策の現状分析や課題の抽出、住宅市場で今後期待される成長分野の検討、有識者会議での議論に必要となる資料の作成などに携わりました。
住宅関係では「質の高い新築住宅の供給と中古住宅の流通・リフォームの促進を両輪とする住宅市場の活性化」、「急増する高齢者向けの住まいの確保」、「環境に優しい住宅・建築物の整備」を柱とする成長戦略がとりまとめられましたが、そこに至るまでの政策プロセスに深く携わることができ、その中で感じたやりがいと得られた達成感は非常に大きなものでした。
現在は課の総務係として、職員が働きやすい環境づくりのほか、国会議員からの問合せや国会質問に関する窓口業務を担当しています。
また、住宅・建築分野に造詣の深い有識者を交えた会議の運営事務や、毎年10月に実施している「住生活月間」という住まいに関する普及・啓発活動の運営事務にも携わっています。
この他、2年間出向した内閣府(防災担当)では、事前防災・応急対策・復旧復興支援などの自然災害にかかわる一連の業務のうち、災害発生時の応急対策を主とするセクションで、関係機関と連携した被害状況等の収集・分析、政府災害対策本部の設置や初動対応方針の決定などの業務を担当しました。災害時には国土交通省も大変重要な役割を担いますが、国の防災の司令塔である内閣府で過ごした日々も、非常に濃いもので貴重な経験となりました。


Future今後の目標
国土交通省における今後の展望
生活基盤を支え、国民生活を守り、安心・安全を未来につないでいくことは、国土交通省の使命の一つだと思います。現在、私は住宅局に所属していますが、「衣食住」という言葉が表すように、住宅は、人々が安心して暮らす上で必要不可欠なものであり生活の基盤です。国民一人ひとりが豊かさを実感し、安心・安全で魅力ある住生活を送れるよう、これからも、日々の一つひとつの仕事に丁寧に向き合うことで、その実現に少しでも貢献できたらと思います。