Past入省したきっかけ
入省したきっかけと国交省の魅力
就職活動の頃に東日本大震災が発生し、改めて自分は何がしたいのか深く考える契機となり、国家公務員として国のために働くことが私の人生観に合っていると感じました。国土交通省は生活基盤となる多くのインフラを所管していること、理系出身の職員が多く活躍していることが選択の決め手に。大きな組織とはいえ、各部局がバラバラに存在しているわけではありません。例えば鉄道の新設にしても、都市計画決定、用地取得、道路や河川との交差など様々な要素があり、これらを一元的に所管することによりシナジー効果が発揮されているのです。
Nowやりがい・面白さ
やりがいと面白さについて
大使館は外務省の一部なので、外交方針に沿って相手国政府などとの窓口として活動しています。同時に私は国土交通省からの出向者でもあるので、運輸、建設、観光といった所掌範囲をすべて担当しています。ドイツは自動車の自動運転レベル4を可能とする世界初の法律が整備されるなど、政策面でも先進的な国です。2022年には初となるG7都市大臣会合がポツダムで開催。直前までドイツ側と調整し、無事終了した時はとても安堵しました。
国土交通省は一人ひとりが大きな役割を担い、若いうちから重要な仕事を任される機会が多くあります。私は入省3年目に所属する課を代表して、ブリュッセルの日EU・EPA交渉に参加する機会を得ました。周囲の助けを借りながら目の前の仕事に集中することで、不安な気持ちが薄れていったのを覚えています。


Future今後の目標
国土交通省における今後の展望
海外に駐在していると、日本の課題や改善点が今までと違う輪郭で見えることがあり、この経験を具体的な政策につなげていきたいと考えています。世界の先進的な技術や制度から学ぶ姿勢を持ち、取り入れるべきものは取り入れたいです。「一念天に通ず」の精神で、国土交通省の立場からよりよい日本を作るため貢献していきます。