白山登山について
- 天気に注意する。特に白山のような高い山では気象が急変することがあります。天気が良さそうに見えたとしても、必ず天気予報を確認しましょう。特に台風のシーズンには、悪天候が予想される場合は計画を中止または変更してください。ハイキングや登山は自己責任で行いましょう。夜間の登山は禁止されています。
- 白山は活火山です。登山に出発する前に必ず火山の状況と警戒情報を確認しましょう。
- 早めに到着する。暗闇の中を歩くのは危険なので、早めに登山口を出発しましょう。山に宿泊する場合、少なくとも日没の数時間前には山小屋やキャンプ場に到着するようにしてください。
- 非常時に備える。雨具、防寒具、着替え、十分な水、非常食を必ず携帯しましょう。
- 登山計画を共有する。白山では山に入る前に登山届を提出する必要があります。この登山届は、全登山口に用意されています。必ず友人や家族にも登山ルートやスケジュールを知らせておきましょう。
- 見るだけで、触らない。自然公園法により山から動植物や岩石を採取することは、禁じられています。また、他所の動植物を公園に持ち込むのも禁止です。このような行為が発覚した場合、罰金が科されます。
- 決められた道を歩く。自分の身の安全のため、また繊細な高山植物の生命と山そのものを保護するために、登山道から外れないようにしてください。
- 熊を追い払う。1人でハイキングをする場合は、熊を驚かせないように、熊鈴やラジオなどの音の出る物を使って自分の存在を熊に知らせてください。熊に襲われることはまれですが、各人が対策をとる必要があります。
- 閑散期を選んで訪れる。7月下旬から8月にかけて、土日祝日には登山道や山小屋が混雑します。混雑を避けるため、平日に登山するようにしましょう。
- 春や秋でも冬のような天気に注意する。暖かい日であっても、山では天気が急変し、気温が下がったり、雪が降ったりすることがあります。天気予報を常にチェックし、雪天に適した衣類や装備を携行しましょう。
- ゴミは持ち帰りましょう。白山にはゴミ処理施設がないので、登山者はゴミをすべて持ち帰る必要があります。
- 白山への自転車等の乗り入れは禁止されています。
- テントでのキャンプは、南竜ヶ馬場でのみ許可されています。
緊急事態発生時には、110番に電話して警察を呼んでください。英語を話せる警察官は少ないので、ゆっくり話し、「Hakusan(白山)」、「climbing(登山)」、「accident(事故)」など、限られたキーワードを伝えるようにしてください。警察は、通訳と連絡をとり、折り返し電話をかけてきます。携帯電話を使用している場合、警察は通常発信者の現在地を特定できます。