1.趣 旨
少子高齢化が進展する中、関西は、三大都市圏の中で最も早い高齢化が見込まれており、高齢者等が健康に暮らせる社会を実現することが急務となっている。こうした中で、健康関連産業の担う役割は大きいものと考えられるが、当該分野では大阪において「運動」「栄養」「メンタルサポート」等の分野が連携した健康プログラムに全国に先駆けて取り組むなど、産学官の連携が盛んとなっている。また、関西は医療、ものづくり分野における先進的技術の集積があると同時に、スポーツ、食等の健康文化産業に高いポテンシャルを有しており、こうした強みを十分に活かし、高齢者等のニーズにいち早く対応した新産業・生活空間を創造・整備していくことが必要とされている。
これらを踏まえて、関西全体で取り組む新たな切り口として、高齢者向け等健康文化産業を育成することを目的としたビジネスモデルの創出及びその支援策等の検討を行うことにより、健康文化産業をはじめとする産業の振興及び健康な高齢者等の増加を図る。
2.事業概要
(1) 高齢者等向け健康産業の現状及び成長可能性把握
関西における健康文化産業の実例を踏まえ、ビジネスとして確立させることを念頭に、健康文化産業にかかるニーズ調査及び関西における健康文化産業の市場規模等実態調査を行う。
(2) 健康文化産業の育成のためのビジネスモデル及び支援策についての検討
健康文化産業における潜在的ニーズの顕在化、異業種(他分野)との連携による新しいビジネスモデルの創出、健康系中小ベンチャー企業への支援手法等について検討を行う。
(3) 高齢者等が健康に暮らしやすいまちづくり方策についての検討
(2)の支援策と合わせて、高齢者等の外出・健康増進支援などにつながるまちづくり方策について検討を行う。
3.問い合わせ先
TEL(直通)03-5253-8364