物流

物流生産性向上の推進

トラックドライバーの不足や輸送の多頻度化・小口化等の課題を解決するため、物流事業者や荷主等の連携による物量の平準化、荷姿やデータ仕様の標準化等により、積載効率の向上や事業者間連携の円滑化等を図り、物流の生産性向上を推進する。

荷主、物流事業者などの事業者間の連携・協働の取り組み

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会及び食品等に係る物流の効率化方策検討業務

東京オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、「東京2020大会」)の開催を翌年に控え、世界各国から多くの大会関係者や観客が訪れる大会期間中は大会関係車両や観客の交通需要の影響により混雑の深刻化が懸念される中、大会運営と経済活動の両立を
図るためには交通量の抑制や平準化等を促進する必要があります。また、国民生活に不可欠な食品の物流については手荷役作業が多い等の課題があり取扱いを敬遠されるケースが出始めているため合理化を促進する必要があります。
そのため、東京2020大会期間中の交通量抑制や平準化等及び合理化による安定的な食品流通の確保を目的とした実証事業を選定しました。
本事業の成果の横展開等により、大会時の円滑な輸送や安定的な食品の物流の確保を図ってまいります。

4月28日公表:実証事業企画提案概要資料


10月6日開催:食品等の流通合理化セミナー


1月開催:荷主と運送事業者の連携による 物流効率化に向けたセミナー(オンライン開催)

【手引きは以下よりダウンロード可能です】
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を契機とした大都市圏における物流効率化実施の手引き

食品に係る物流効率化実施の手引き
 

幹線輸送の効率化方策検討業務

近年、物流業界ではトラックドライバー不足の深刻化、自然災害の頻発化・激甚化、
新型コロナウイルスの感染拡大などの影響により、荷主の輸送需要に対応できないケースが顕在化してきています。
さらに、2024年にはドライバーにも時間外労働時間の上限規制が適用されることから、
トラックドライバー不足がさらに加速することが予想され、特に拘束時間が長い幹線輸送の効率化が急務となっています。
このため、幹線輸送に関して、積極的な取り組みを行っている事業者様によるセミナーを開催し、
また幹線輸送に関する今後の見通しや、各社様の効率化事例等をまとまた「手引き」を作成いたしました。

〇令和2年度物流生産性向上に資する幹線輸送の効率化方策検討業務について

※過去の関連調査「スワップボディコンテナ車両利活用促進」
荷役作業を効率化するスワップボディコンテナ車両について、全国的な普及を促進するため、関係者間で技術面・運用面での調整を行う官民の検討会で検討を行い、平成31年3月にガイドラインを取りまとめました。

スワップボディコンテナ車両利活用促進に向けた検討会

物流を考慮した建築物の設計・運用

これまで、商業施設等の建築物の計画にあたっては、人の移動の観点での検討が中心となり、屋内駐車場へトラックが入れない、荷役に利用できるエレベーターが不足するなど、円滑な物流の確保の観点から設計・運用を行うことが、必ずしも意識されてきませんでした。

建築物へのスムーズな貨物の搬入や屋内移動の確保等を図るとともに、交通や環境へ与える影響を抑制し、良好な景観形成などまちづくりとの調和等の効果を期待し、今後の取組に向けたヒントとして、物流を考慮した建築物の設計・運用の手引きを策定しました。

物流を考慮した建築物の設計・運用について~大規模建築物に係る物流の円滑化の手引き~[概要]
物流を考慮した建築物の設計・運用について~大規模建築物に係る物流の円滑化の手引き~
物流を考慮した建築物の設計・運用検討会

物流事業者におけるKPI導入のあり方に関する検討会

中小事業者が大半を占める物流産業においては、企業間競争の激化により人件費が切り詰められる等、業務の効率化ではない部分での競争が行われているおそれがあります。そのため、荷主と物流事業者が一体となって健全な効率化を通じた物流産業の発展を促す必要があり、KPI導入・普及促進をその手段として活用するための諸課題を検討するために標記検討会を開催しました。

物流事業者におけるKPI導入のあり方に関する検討会について

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局 物流政策課 物流効率化推進室
電話 :03-5253-8111(内線53-324)

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