自動車交通部門における地球温暖化問題の対応としては、自動車単体に係る対策は最も効果的な施策の一つである。このため、これまでも一定の効果をあげてきた自動車グリーン税制等によるハイブリッド車(エンジン動力と電気モータや圧力など他の動力を組み合わせた自動車)等低公害車の普及促進、燃料電池自動車等次世代低公害車の開発・実用化や燃費のトップランナー基準の導入等の諸施策の充実とともに、燃料対策、エコドライブ(環境に優しい運転)促進等の総合的な取組を行う。
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燃料電池自動車等の次世代低公害車の開発・実用化の推進 |
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燃料電池バス実用化促進プロジェクトの推進 |
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【平成17年度以降、燃料電池バスの実用化を促進する観点から、技術基準等の整備を目的とした実証試験等を推進】 |
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燃料電池自動車の維持管理車両への導入推進 |
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【平成15年12月に道路維持管理用パトロール車として導入した燃料電池自動車を用いて長期的な運行試験を実施し実用性を検証】 |
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次世代低公害車(次世代ハイブリッド自動車(燃費・排出ガス低減性能を大幅に向上させた新方式のハイブリッド自動車)、ジメチルエーテル(DME)自動車、スーパークリーンディーゼル車(排出ガス低減性能を飛躍的に向上させた革新的なディーゼル車))の実証実験等 |
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【平成16年度に次世代低公害車の開発を促進し、11月の東京モーターショウに試作車を展示。平成17度以降に、その実用化・普及に資する観点から、実証公道走行試験等を実施する方向で検討】 |
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バイオマス燃料自動車の開発・普及促進 |
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【平成16年度から、バイオディーゼル燃料専用車(菜種油等の植物油を加工して作られたディーゼル自動車用燃料により走行する自動車)の開発・試作を進めつつ、安全・環境性能についての評価を実施】
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