合宿型ワーケーション
組織力強化
新型コロナウイルス感染拡大によるテレワークの浸透に伴い、遠隔地居住やテレワーク実施場所の限定が解除され、これまでと異なる働き方の一つとしてワーケーションへの取組がスタートしました。また、実施できる職種が限定されるため、個人型ワーケーションについてはワーケーション制度は設けておらず、今後は実施したい社員が実施しやすい環境(職場の理解やオフ・ピーク活用の価格メリット等)整備を進めていく予定です。
一方で実際にいくつかのパターンのワーケーションに取り組んでみると、地域課題解決プログラムや異業種交流を合宿型ワーケーションとして実施することは、昨今の進み過ぎたテレワークで希薄化してしまったコミュニケーションの再活性化や組織力強化に有益であることが見えてきたので、ワーケーションを越境研修として活用できないか模索中です。
まだモニター段階での取組のため数件ワーケーションを実施したのみですが、参加者の多くはこの働き方、旅のスタイルを魅力に感じています。特に社員同士、地域の方々などとのこれまでにないコミュニケーションは、組織力強化に非常に有益だと思います。
また、ワーケーションは“ワーク<バケーション”から“ワーク+バケーション” 、“コミュニケーション&コラボレーション強化”へと社員の意識は変化してきていると感じています。
コミュニケーションの活性化は組織力強化につながり、企業経営にとってこれは大きなメリットになります。ほかに、地域との共創や来訪している企業人との異業種交流によるアイデアの創出、メンタルや離職率の低減、有給取得促進、有能な人材確保など、企業がワーケーションに取り組む価値は多方面にあると思います。