トライアルプログラム

株式会社 平成エンタープライズ×岩手県釜石市/株式会社 かまいしDMC

インタビューに答えてくれた人

代表取締役 河東英宜さん

釜石市のワーケーションの特徴は何ですか?

釜石市では、街中にシングルユースのホテルと飲食店が集中している特徴をいかして、街中で行うワーケーションが可能です。
また、「仕事」と「遊び」のワーケーションだけでなく、震災復興から得た学びやSDGsの学びも取り入れたプログラム等の提供のほか、地元企業とのセッションの機会をアレンジすることも可能です。

受入環境の整備はどのように進めていますか?

廃業した和菓子屋を改修し、ジェラート工房兼ワーケーション施設として利用している「Nemaru-Port」は、行政の金銭的支援を受けず、民間出資のみで2021年10に開業しました。「Nemaru-Port」は10月末の開設から12月末までの間に、企業10社67名のご利用がありました。また、「釜石のワーケーション」をテーマにしたホームページを新たに作成し、2022年1月から運用を開始しています。
2019年のラグビーワールドカップ開催時に整備したフリーWi-Fi、洋式トイレ、多言語看板等は今後も活用していく予定です。

ジェラート工房兼ワーケーション施設「Nemaru-Port」

実際に受け入れてみて、どんなメリットを感じましたか?

一番は、地域外の企業と繋がりをもつことができることですね。2泊3日以上滞在していただくケースが多いので、その間に交流を深め、次のビジネス展開に発展したりすることもあります。
一度来訪した会社が、とても良いということで再訪したり、出資先の会社に紹介してくださるというケースが早くも出てきております。

次のビジネス展開に発展する機会も

導入を検討している受入地域へのアドバイスは?

釜石市でやっていることが正解というわけではありませんが、シングルユースホテルが多いとか、街中に飲食店が多いとかそういった特徴をいかして私達は企業型ワーケーションを進めています。地域ごとの強みや弱み、機会をきちんと認識した上で戦略を立てると良いと思います。
決して一度の失敗で諦めるのではなく、PDCAを早く回して臨機応変に軌道修正しながら対応していくと、比較的ゴールが早く見えてくるのではないでしょうか。

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