トライアルプログラム

TIS株式会社×和歌山県/株式会社 南紀白浜エアポート(紀伊半島地域連携DMO)

インタビューに答えてくれた人

誘客・地域活性化室室長 森重良太さん

南紀白浜のワーケーションの特徴は何ですか?

南紀白浜は、温泉、ビーチ、パンダといった非日常的な観光資源が空港・駅・高速ICから15分圏内にコンパクトにまとまっています。ビジネス目線でのご当地ワーケーション専用プログラムやワークスペースの整備が進んでいて、ワーケーション専用コンシェルジュが個人や企業の目的、ニーズを汲み取りながら、プラン立案から旅行手配、地域の人・課題との接点づくりまでを一気通貫で行っています。

プラン立案から旅行手配、地域の人・課題との接点づくりまでを一気通貫で行っています

受入環境の整備はどのように進めていますか?

和歌山県庁が和歌山ワーケーションネットワークスという登録制度を作り、ワークスペースや宿泊施設、アクティビティ、コンシェルジュなど、地域で必要なときに必要な人が繋がる仕組みを構築しています。
さらにコンシェルジュがホテルや飲食店などと個別にも連携していて、観光とは異なるワーケーションのニーズに対応すべく、専用の宿泊プランを造成したり、ご当地グルメ弁当をプロデュースしたりと、宿泊・交通・飲食・体験・ワークの全てのプロセスでワーケーションに適した受入環境の整備を行っています。

宿泊・交通・飲食・体験・ワークの全てのプロセスでワーケーションに適した受入環境の整備を行っています

実際に受け入れてみて、どんなメリットを感じましたか?

観光地ならではの課題である平日需要の底上げに大きく寄与していると思います。
また、利用者は地域の歴史・文化、課題・人に対して関心が高いため、リピート率が高く、観光以外の業態・業種を含めた立ち寄り施設数も多くなっているなど、経済波及効果も大きいですね。地域における新規ビジネス創出や地域の人的資本不足をカバーするといった地域課題の解決にも繋がっていくと感じています。

今後の取り組みについて考えていることは?

地域ならではの生きた素材を活用し、企業の課題解決に貢献できるような付加価値の高いワーケーションプログラムを拡充予定です。
企業目線での定量的なエビデンス取得による効果測定も行うことで、企業のワーケーション制度導入を推進し、個人・企業・地域にとって共に持続可能な仕組みとなることを目指しています。

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