観光庁「新たな旅のスタイル」ワーケーション＆ブレジャー

当財団が行なっているワーケーションは、健康経営に取り組む企業に向けたウエルネス(健康)特化型のワーケーションです。今回のプログラムでは、血糖値を測る装置を付けてワーケーション中の血糖値データを知ることができ、個別の健康診断や管理栄養士による食事指導が受けられるほか、ヨガなどの運動や農業体験、マリンアクティビティなどの心を解放するようなコンテンツ等も楽しんでいただく内容になっています。

浜松市では、当事業とは別に企業ワーケーションの受け入れ環境整備のための助成金事業を展開しており、多くの観光事業者はこれを利用して、Wi-Fi等の設備を整えていました。
当事業においては、地域を代表する医療機関の社会福祉法人聖隷福祉事業団保健事業部としっかり連携することで、より効果的なウエルネスコンテンツの提供を進めています。

トライアルプログラムということで、ウエルネスコンテンツだけでなく、浜名湖でしか体験できないようなクルージングや季節に合うようなアクティビティ等の観光要素も組み込んだ内容にしてみたのですが、そうすることで関連事業者への経済的な波及効果に繋がるということもわかりました。
また、多くの企業が従業員の新しい働き方を模索していることを知ることができ、そのような企業のニーズを明確にヒアリングすることができたのは良かった点です。
参加いただいた企業アンケートでは高い満足度が得られ、このプログラム内容に自信を持つことができたので、さらに地域全体として推進していく事業にしていきたいと思っています。

「浜名湖ウエルネスワーケーション」と「ロングステイ浜名湖」の2本立てで浜名湖地域のワーケーションを展開し、BtoB商品として収益化していくためにさらなるモニターツアーの実施を検討中です。
地元企業への当事業の周知を足掛かりとして、県内外の幅広い事業者へもアプローチし、旅行会社との連携で様々な分野の企業にも利用してもらえるように取り組んでいきます。
そして、ウエルネス特化型ワーケーションの先駆けとして当地域が成功事例となり、今回の連携事業者を主体として「ウエルネスワーケーション」を商標登録していきたいです。