トライアルプログラム

日本航空株式会社×愛媛県今治市/瀬戸内しまなみ海道ツーリズム協議会

インタビューに答えてくれた人

会長 浅谷聡さん

愛媛県今治市のワーケーションの特徴は何ですか?

2020年に今治市では、「いまばりワーケーション推進事業」の取り組みを実施しました。観光やリフレッシュよりも地域と深く関わる事業体験や、地域の人々との交流を通じて、都市では得られない体験をマッチングする官民連携の「人とつながるワーケーション」の提供を目指しています。
今回のトライアルプログラムでは「大三島活性化プログラム」、「湯ノ浦温泉活性化プログラム」、「しまなみサイクルツーリズム活性化プログラム」をテーマに、できるだけ参加者の要望に沿うような体験内容をアレンジしました。

「しまなみサイクルツーリズム活性化プログラム」をテーマに、できるだけ参加者の要望に沿うような体験内容をアレンジしました

受入環境の整備はどのように進めていますか?

瀬戸内しまなみ海道ツーリズム協議会としては、施策や予算化などを自治体担当部署へ提言するほか、ワーケーション事業受入事業者を結びつけ、情報共有や気運醸成をはかり、選ばれる目的地に必要な体験コンテンツの造成を進めていきました。また、訴求ツールとしてコンセプトブックの作成も行っています。

選ばれる目的地に必要な体験コンテンツの造成を進めていきました

実際に受け入れてみて、どんなメリットを感じましたか?

トライアルプログラムの実施については、地域の官民事業者はとても協力的でワーケーション推進への手応えを感じることができました。参加者の細かなニーズを事前にヒアリングして、多様な要望にどこまで向き合えるのかも確認し合い、間際の要望にも想像以上のクオリティで地域の方々が対応してくれ、人の温かさや四国の風土・景観を、自信を持って紹介していける目途もつきました。
また、今回の参加者は旅を知るプロの方たちで、貴重な意見を伺えたことに感謝です。観光事業者の専門的な示唆や地域課題は、今後の施策に活用したいと考えています。

今後の取り組みについて考えていることは?

トライアルプログラムを実施するにあたって、たくさんの事業者と関係性を築くことができましたので、今後ともこの繋がりは大切にしていこうと思っております。
また、中小企業が多いこの町では、慢性的な人財不足が問題となっています。ワーケーションの取り組みがフックとなって人財交流が進み、交流人口増と関係性深化を促し、移住や定住への一連の循環構築に向けて推進していきたいと考えています。

トライアル 企業Voice

日本航空株式会社