観光庁「新たな旅のスタイル」ワーケーション＆ブレジャー

2020年10月のリモートワーク制度変更で、社員が自律的に働く場所を選べるようになり、ワーケーションも可能になっていたのですが、社内で実践した社員は少数でした。今回のトライアルプログラムは、コロナ後を見据えて、社内で促進していくための課題出しや施策検討をする狙いがありました。
今回の参加者は、私を含め、全員が新卒入社2年目の社員です。入社してすぐにコロナ禍となり、同期と対面で関係構築をする機会がほとんどなかったこともあり、2年目社員の有志を対象とした合宿型ワーケーションとして企画されました。

絶対もう一度行こうと決めているほど、富良野の方々の優しさと、自然の素晴らしさに触れることができました。SDGsについてのプログラムでは、「食品ロス削減はもちろん大切なことですが、やり過ぎると経営が成り立たなくなる」というかぼちゃ農園の方のお話が印象的で、一方向ではなく多角的に考えていかなければいけないことを学びました。また、富良野演劇工場では、演劇のプロの方からコミュニケーションについて教わり、「伝える」と「伝わる」は違うということに改めて気づかされました。
今回参加した同期のほとんどは数日前まで初対面でしたが、3泊4日一緒に過ごすことで、みんな素が出せるようになっていき、信頼できる仲間になれたこともとても良かったです。

会社としては、今回のトライアルプログラムの結果を、今後、社内でワーケーションを推進するために活かしていく予定です。
私個人としては、名前の通りワークもバケーションも素敵な環境ででき、とてもリフレッシュできたので、今後も「自分で自由に行き先を選んでワーケーションすること」や「遠くまで行かなくても少し環境を変えて仕事すること」を実践してみたいと思います。

まずは、リモートワークができることが前提だと思います。PCとITツールだけあればいいということではなく、離れた場所で仕事をするので社員の仕事に対する意識づくりも大切です。
リモートワークの一形態がワーケーションであり、いつでもどこでも仕事ができるということは、ワーケーションもできるということです。トライアルでワーケーションを経験してみた社員が、その良さを社内に伝え広げることで、ほかの社員も取り組みやすい環境になっていくのだと思います。