羽田空港のこれから

騒音対策

着陸料の料金体系に騒音の要素を追加することによりさらなる低騒音機導入を促進

着陸料の料金体系に騒音の要素を追加することによりさらなる低騒音機導入を促進

羽田空港の国際線着陸料について、航空機の重量と騒音の要素を組み合わせた料金体系に見直しました。
また、高騒音機材の単価を更に引き上げ、航空会社に対して低騒音機の使用を促進します。
これにより、羽田空港の現行経路を含めた経路下全体の音の影響の低減を図ります。

低騒音機の導入

一般に、航空機は小さいほど音が小さく、大きいほど音も大きくなります。

航空機の騒音基準は年々厳しくなっており、最新の航空機ほど厳しい基準が適用されます。また、古い航空機も一定の基準に適合しない場合は運航できないこととなっています。

羽田空港における大型機の割合は、10年前は全体の1/3程度でしたが、現在は1/4まで減少しており、比較的騒音の小さな中・小型機が全体の約7割以上を占めています。

低騒音機の導入
より静かな最新の航空機の例
中型機の例 (ボーイングB787)
航空機の音の数値比較(すべて国交省推計値)
着陸時(経路直下)
離陸時(経路直下)

※参考:過去の主力機(2000年代前半まで)

現在羽田に就航している主な航空機

機材の座席数などの値は、代表的な例を示したものです

現在羽田に就航している主な航空機

低騒音機の導入拡大

低騒音機の導入拡大1
低騒音機の導入拡大1

従来と比べ、大幅に静かになってきています

騒音レベル(dB)は、機体違いによる性能水準の比較のため用いたものであり、実測値とは異なる(騒音証明時の空港近傍離陸測定点における騒音値(L_EPNL)を近似式によりL_A[dB]に変換したものを基に国土交通省作成)

国際線着陸料の見直し

羽田空港の機能強化にあたっては、更なる騒音対策の強化を求める声が強まっており、低騒音機への代替促進が求められています。

羽田空港の国際線の着陸料体系について、2017年4月から重量と騒音の要素を組み合わせた料金体系へ見直しを行ったところですが、2020年1月から高騒音機材の単価を更に引き上げ、低騒音機材の単価を更に引き下げることで、一層の低騒音機材の利用促進を進めております。

見直し(一度目)

見直し(一度目)

見直し(二度目)

低騒音機の導入拡大2