リストの大半は化学物質名を掲載していますが、消火器・蓄電池などのように物品名を掲載しているものもあります。
 

　物品名に掲載されていなくても危険物に該当する物質を含む物品は、危険物に該当する場合があります。
 

　また、化学物質名、物品名でリストに掲載されていなくても、ただちに危険物でないとは判断できません。リストには「その他の引火性物質」、「その他の可燃性物質」などの包括的な物質名があり、リストに未掲載の物質でも引火性や可燃性など何らかの危険性をもつ場合は、危険物に該当します。
 

　こうした包括名に該当するかどうかは、危告示別表第1の備考2に引火性や可燃性などの危険性をもつかどうかの判定基準がありますので、判定試験の実施結果により、判断しなければなりません。
 

　判定試験は国連の危険物輸送勧告の別冊「試験及び判定基準マニュアル」に規定されていますので、自身で実施する他、外部の試験機関に依頼することも可能です。