多発する小型船舶の海難事故
海難事故に伴う死亡・行方不明者や負傷者数は、令和2年の1年間だけでも283人となっており、多くの方が被害に遭われています。
その中でも、小型船舶が大部分を占めるプレジャーボートや漁船、遊漁船の割合は非常に高いものとなっています。
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プレジャーボートの海難事故の傾向
プレジャーボートの海難事故では、運航不能の割合が最も高く、全体の約6割を占めています。
運航不能の原因としては、機関故障によるものが多数ですが、推進器・舵障害や無人漂流なども原因となっています。
また、死傷者発生の主要因となっているのは衝突事故であり、その際、海中に転落する事例や負傷する事例が多数発生しております。
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危険と隣り合わせなことを忘れずに
プレジャーボートの海難事故は、決して少ないものではなく、他人事ではありません。
また、プレジャーボートの海難事故では、船体が小さいために海中に転落しやすいなど、人命に直結する深刻な被害が発生しやすいことも、その特徴です。
プレジャーボートは、常に危険と隣り合わせであることを忘れずに、安全のため、かつ、命を守るためにも、ライフジャケットの着用などのルールやマナーをしっかり守りましょう。
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