昨年12月に開催された気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)において、2020年以降の温室効果ガス排出削減等のための新たな国際枠組みとして、「パリ協定」が採択されました。我が国は、2030年度に2013年度比26%削減という目標を含む約束草案を条約事務局に提出しており、その目標達成に着実に取組むことが政府の取組方針として決定されました。運輸分野の一モードである内航海運についても、我が国約束の確実な実施に向けて相応の貢献が必要であり、今後、さらなる省エネルギー化やモーダルシフトの推進が求められることとなります。
内航海運の省エネルギー化については、(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構の共有建造制度や船舶の特別償却制度の活用に加え、経済産業省との連携による革新的省エネ技術の実証事業を実施しているところであり、これらの制度の活用により最新技術を採用した省エネ船舶が建造・就航されるなどの動きが顕在化している状況にあります。
また、省エネルギー技術は、IMOにおける燃費規制の導入、最近までの燃料油価格の高騰を背景として、ハード面のみならず、運航技術面でも進展がみられること、陸上分野において多様な省エネ施策が検討・実施されていることなどから、内航海運において最適な施策の組み合わせを検討する土壌が形成されているものと考えられます。
本検討会においては、このような状況を踏まえ、内航海運の省エネルギー化を加速するための効果的な施策のあり方を検討することを目的とします。
日時:平成28年5月30日(月)14:00~16:00
場所:中央合同庁舎第3号館(国土交通省)11階特別会議室
議事:
議題1 報告書の検討
議題2 その他
報道発表:
開催案内:内航海運における省エネ施策のとりまとめ
開催結果:内航海運、パリ協定達成に向けて来年度から省エネ格付けに取り組む
報告書
報告書概要
日時:平成28年4月27日(水)14:00~15:30
場所:中央合同庁舎第3号館(国土交通省)11階特別会議室
議事:
議題1 内航海運における省エネ施策の方向性
議題2 JRTTによる省エネへの取り組み等
議題3 その他
配布資料:
資料0-1 議事次第
資料0-2 委員名簿
資料0-3 席次表
資料1 内航海運に係る省エネ施策の方向性
資料2 内航海運における省エネへの取り組み【JRTT 渡田委員】
資料3 2000年頃に建造された船舶のEEDIについて【JRTT 渡田委員】
参考資料 内航海運の省エネルギー化の促進に関する検討会報告書(目次案)
報道発表:
開催案内:内航海運における省エネ施策の方向性を検討
開催結果:内航海運の省エネ化格付け制度(省エネ効果の見える化)について活発な議論
議事録
日時:平成28年3月30日(水)10:00~12:00
場所:中央合同庁舎第3号館(国土交通省)4階特別会議室
議事:
議題1 海運事業者における省エネ化への取組について
議題2 省エネに対する業界の意識について
議題3 その他
配布資料:
資料0-1 議事次第
資料0-2 委員名簿
資料1-1 「内航大型長距離フェリーへの空気潤滑装置搭載による省エネ実証事業」【佐々木委員】
資料1-2 「ECoRO-Light導入事例(内航船向け最適航路計画支援システム)」【小山委員】
資料1-3 「新船舶動静管理システム(月星海運資産)の主な機能及び各関連システムの構成について」【安藤委員】
資料1-4 「内航海運の省エネ施策及び船舶の代替」について【中村委員】
資料1-5 「省エネ型フレックス標準船」について【加戸様】
資料1-6 「既存船の省エネ対策について」【加藤委員】
資料2-1 荷主ヒアリング結果概要
資料2-2 省エネルギー意識に関するアンケート調査
資料2-3 省エネルギー技術の費用対効果
参考資料 第1回検討会の各委員の発言要旨
報道発表:
開催案内:2030年度のCO2排出削減目標の達成に向けて、具体的な省エネ施策を検討
開催結果:海運事業者等の省エネ取組・省エネ意識の共有と今後の省エネ施策の検討を実施
議事録
日時:平成28年2月19日(金)14:00~16:00
場所:中央合同庁舎第7号館(金融庁)9階共用会議室2(904)
議事:
議題1 地球温暖化対策の動向等
議題2 内航海運における省エネ推進の現状と課題
議題3 省エネ技術の動向(その1)
~ 航海・配船計画支援システム導入によるCO2排出削減実証事業 ~
議題4 その他
配布資料:
資料0-1 議事次第
資料0-2 委員名簿
資料1-1 地球温暖化対策の動向
資料1-2 省エネルギー促進施策事例(補足資料)
資料2 内航海運の現状と取組
資料3 環境省「航海・配船計画支援システム導入による船舶からのCO2排出削減実証事業」(エコ-シッピング・プロジェクト)(2013-2015年度)
資料4 省エネ船舶の建造促進