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2008/10/06 第14号
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◆政策クローズアップ
○運輸事故の再発防止に向けて
~運輸安全委員会及び海難審判所の発足~
みなさんは、航空機や鉄道事故の際の新聞記事やテレビ報道で「事故調」
という名前を目にしたり耳にしたことはありませんか?
正式名称は「航空・鉄道事故調査委員会」といい、事故が発生すると現地
に調査官を派遣して原因究明などを行う機関です。従来の航空機事故に加え、
平成12年の地下鉄日比谷線脱線事故をきっかけに、鉄道事故の調査も行う
ようになりました。また、海難事故の調査は、国土交通省の外局である、海
難審判庁が事故調とは別に担ってきました。
近年、国民の安全・安心に対する意識が強まりをみせるなか、公共交通機
関の事故・トラブルの頻発を受けて、事故調査機関に寄せられる期待は著し
く高まっています。
また、国会においても、航空・鉄道事故調査委員会の体制・機能の強化、
陸・海・空にわたる業務範囲の拡大の必要性について、かねてより意見・要
望として附帯決議に盛り込まれてきました。一方、海難の調査については、
IMO(国際海事機関)において、懲戒(船員等の行政処分)から分離した、
「原因究明型」の海難調査を行うための国際ルールが採択されています。
このような状況を踏まえ、陸・海・空の事故原因究明機能の強化・総合化
を図るため、航空・鉄道事故調査委員会と海難審判庁の原因究明機能を統合
し、10月1日に国土交通省の外局として発足したのが「運輸安全委員会」
です。
運輸安全委員会では、航空・鉄道事故に加え、船舶事故を新たに調査対象
とするほか、従来の航空・鉄道事故調査委員会に比べ、権限・組織体制が大
幅に強化されることになります。これまでの航空・鉄道事故調査委員会では、
国土交通大臣にのみ勧告を行うことが可能とされていましたが、今般、新た
に運輸事業者など原因関係者に対しても直接勧告できることとなり、勧告に
従わなかった場合はその事実を公表できることとなりました。
また、事務局の組織体制の充実により、事故調査のバックアップ体制の強
化、事故情報の分析機能の強化、国際協力体制の強化を図るとともに、全国
8ヶ所(函館、仙台、横浜、神戸、広島、門司、長崎、那覇)に地方事務所
を設置し、船舶事故の調査と航空・鉄道事故の初動調査のサポートも行って
いきます。
さらに、運輸安全委員会設置法には、事故等の調査の実施に当たっては、
被害者やそのご家族、またご遺族の方々の心情に十分配慮した情報提供を行
うよう規定されました。運輸安全委員会では、この規定の重要性を十分に認
識し、事故の被害者の方々等に対し、事故調査に関して適時・適切な情報提
供を行っていくこととしています。
今後は、国土交通省として、運輸安全委員会の事故原因究明によって得ら
れた専門的知見を運輸安全マネジメント制度を始めとする各種運輸安全施策
において活用することにより、運輸の安全の確保に万全を期することとして
います。
なお、これまで海難審判庁が行ってきた船員等の懲戒は、国土交通省の特
別の機関として設置される「海難審判所」において行われることになります。
海難審判所では、公平・公正な海難審判を通じて船員等の懲戒を行い、引き
続き海難の再発防止に努めていきます。
公共交通機関の最も基本的なサービスは安全の確保であり、悲惨な事故を
二度と起こさないということが関係者すべての願いです。新組織の発足によ
り、我が国公共交通の安全性のより一層の向上を目指していきます。
◆新着情報[10月6日発表分]
【報道発表】※各URLで内容を見ることができます。
[10月5日発表分]
◆用語解説
○エコまちづくり
エコまちづくりは、地区・街区レベルにおいて、地域住民、企業、行政
が連携して取り組むエネルギー、交通、緑化等の各分野における温室効果
ガス削減に向けた都市環境対策の取り組みをいいます。
政府は、今年7月29日、「低炭素社会づくり行動計画」を閣議決定しました。
この計画では、わが国の温室効果ガスの排出量を、2050年までに現状から
60~80%削減するという長期目標を掲げています。
その実現に向けた取組の一つが、温室効果ガスの排出量を押さえた低炭
素型の都市・地域づくりであり、国土交通省としても「エコまちづくり事
業」等により積極的に支援しています。
【大臣会見要旨】
【事務次官会見要旨】
◆行事案内
○『発見!未来へつなぐ200年住宅のヒミツ』
~快適・健康・省エネ住宅の推進~ イベントのご案内です♪
10月8日(水)~12日(日)の5日間、月間イベントとして「スーパー
ハウジングフェアin東京」が開催されます。イベント会場では大切な家
族や地球のために、住まいを長く、大切に住み継ぐポイントを様々な角度、
視点から展示を中心としてご紹介いたします。
またホームページ「住宅・住まいweb」による情報発信の充実など、消
費者と住宅生産者が一体となった住情報提供をより強力に推進するイベン
トとあり、住宅建築に携わる方の他、これからご自宅を建てようとされて
いる方etc 住宅建築にご興味のある方、是非ご来場ください!
『スーパーハウジングフェアin東京』
日時:10/8(水) 15:40~19:00
10/9(木)~10/11(土) 11:00~19:00
10/12(日) 11:00~17:00(最終日)
会場:晴海アイランドトリトンスクエア2階「グランドロビー」
※詳しくはこちらから
→
http://chuo-event.judanren.or.jp/page01.html