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2009/8/13 第220号
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◇目 次◇
1新着情報
・本日の報道発表
・人事異動(8月13日付)
2国土交通セミナー
「平成20年全国一級河川の水質現況の公表」
3政府広報番組のお知らせ(8月16日(日)テレビ放送)
「都会と田舎でダブるライフ大作戦! ~二地域居住の推進~ 」
4募集してます
・パブリックコメント(意見募集)
5お知らせ
・審議会議事録等の掲載情報
◆国土交通セミナー
○平成20年全国一級河川の水質現況の公表
国土交通省では、昭和33年から一級河川(直轄管理区間)において水質調査
を実施しています。この度、平成20年(1月~12月)の全国一級河川109水
系、1,120点における水質状況等をとりまとめました。
<有機汚濁の指標による調査>
河川、湖沼、海域全体で、有機汚濁の代表的な指標であるBOD値又はCOD値
(注1)が環境基準を満足した調査地点(898地点)の割合は89%と過去最高
となりました。また、 BOD河川平均水質ランキングが下位の河川でも、過去
20年で大幅な改善が見られます。
例:綾瀬川(20年前19.0mg/L→10年前7.3mg/L→現在4.1mg/L)
大和川(20年前12.4mg/L→10年前7.3mg/L→現在4.2mg/L)
(注1)BOD(生物化学的酸素要求量)、COD(化学的酸素要求量)の値が大きい
ほど水中の有機物が多く、水質汚濁が進んでいる。
<「今後の河川水質管理の指標」による調査>
上記に示すように、近年一級河川の水質の改善は進んでいます。しかし、
人々が河川とふれあう機会が増え、河川の多様な生態系に対する関心が高まる
中で、 BODだけで河川水質を評価する難しさや、地域住民と連携した新しい水
質管理のあり方といった課題が表面化してきました。
そこで、国土交通省では、河川を多様な視点で評価するための指標について
検討を行い、「今後の河川水質管理の指標について(案)」をとりまとめ、平
成17年より調査を実施しています。この調査では、一部の項目を住民と河川管
理者が協働で調査することとしており、平成20年の調査では、のべ約16,000人
の住民の方に参加いただきました。
・「人と河川の豊かなふれあいの確保」の視点による調査では、ゴミの量や透
視度、川底の感触など、人と河川とのふれあいの観点から評価を行いました。
その結果、調査地点のうち約65%が、遊びやすい(注2)と評価されました。
・「豊かな生態系の確保」の視点による調査では、DO(溶存酸素)や水生生物
など、生物が生息・生育・繁殖する環境の観点から評価を行いました。その結
果、調査地点のうち約89%が生物の生息・生育・繁殖環境として良好(注3)
であると評価されました。
(注2):Aランク(顔を川の水につけやすい)、Bランク(川の中に入って
遊びやすい)と評価された調査地点。ただし、あくまでも河川水質
の面で調査した結果である。
(注3):Aランク(生物の生息・生育・繁殖環境として非常に良好)、Bラ
ンク(生物の生息・生育・繁殖環境として良好)と評価された調査
地点。
今後も、多くの住民と連携しながら、新しい水質指標による調査の実施と評
価結果の活用を図ることとしています。
◆政府広報番組のお知らせ
○「都会と田舎でダブるライフ大作戦! ~二地域居住の推進~ 」
放送日時:8月16日(日) 6:30~6:45
放送番組:「新ニッポン探検隊!」(日テレ、日テレ系列30局)
http://www.gov-online.go.jp/pr/media/tv/nippon/index.html 都会に住んでいる人にとって、一度は田舎で暮らしてみたいと思う事がある
かと思います。しかし、いざやってみようと思ってもなかなか簡単にできるも
のではありません。そこで今回は、都会と田舎の二地域での生活を成立させて
いる「達人」と共に二地域居住「ダブるライフ」について探検します。