議事概要

本邦航空運送事業者16事業者からの混雑空港運航許可申請事案に係る審議(第4回)

1.日 時:平成26年12月9日(火) 10時30分~11時40分

2.場 所:国土交通省 2号館14階 運輸審議会審議室

3.出席者:
<委 員>
 上野文雄(会長)、鷹箸有宇壽(会長代理)、保田眞紀子、松田英三、河野康子、根本敏則
 
<国土交通省>
 航空局:平岡航空事業課長ほか  
 事案処理職員:運輸審議会審理室 若林室長、林調査官、長島主査

4.議事概要:
○ 航空局が本邦航空運送事業者11事業者からの混雑空港(関西国際空港、大阪国際空港)運航許可申請の内容等について、航空法第107条の3第3項に規定する許可基準に適合するかという観点を中心に説明した。
 併せて、事前の質問事項([1]航空法における共同運航の扱い、[2]航空法における権益外便の扱い)について、
 [1] 共同運航を行う場合はその旨を運航計画に記載する必要があり、混雑空港に係る運航計画を変更する場合には、航空法上認可が必要。
 [2] 権益外便は権益配分対象外の時間帯などの空いている発着枠を利用して運航する便であるが、混雑空港に係る国内線については権益内便と権益外便を合わせた全ての便が許可対象。
等の回答を得た。

○ 運輸審議会委員からは、
 [1] 低騒音ジェットの特性
 [2] 関空、伊丹の着陸料
 [3] 関空、伊丹の発着回数はこれ以上増えないのか。
 [4] 今後のLCCの動向
 [5] ジェットスター・ジャパンの関空の拠点化の遅れ
等についての質問があった。

 これに対し、航空局からは、
 [1] 低騒音ジェットは高性能エンジンを搭載した比較的小型でプロペラ機並以下に騒音が少ない航空機。
 [2] 次回審議時に説明する。
 [3] 関空は現在の管制や施設では1時間当たり45回が限度。伊丹は管制能力ではなく環境上の制約により発着能力が設定されている。
 [4] 一定程度の国内線への就航が実現した後には、国際線への参入を計画する傾向にある。外国のLCCにおいては、訪日外国人のゴールデンルート利用を見込んで、関空、成田の引き合いが強い。
 [5] ジェットスター・ジャパンは遅れがあったものの既に関空の整備の基地化が出来ており、機材の効率的な稼働が可能。
等の回答を得た。


(注) 事案処理職員とは、運輸審議会一般規則第7条の2の規定に基づき、運輸審議会の指名を受け、指定された事案を処理する国土交通省職員のことである。

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