副大臣・大臣政務官会見

三井副大臣会見要旨

2010年10月18日(月) 15:50 ~ 16:02
国土交通省会見室
三井辨雄 副大臣 

質疑応答

私の方からは特にございません。

(問)八ッ場ダムに関係してなのですけども、副大臣は先週現地に行かれまして、地元の知事さん、首長さんとの意見交換をされたと思います。
率直なご感想と今後の対応方針、そして明日には党内の方で生活再建を考える議員連盟の方もできるとお聞きしてますが、この辺りの動きも含めてご所感をお願いします。
(答)13日に視察に行ってまいりました。
私はダムの現場を見るというのは八ッ場だけでなく初めてでございまして、知事さん始め、いろいろ町長さんのお話を受けてまいりました。
やはり一番感じたことは、一日も早く、一つは検討の場をスピードを上げてということと、もう一つは、当然住民の皆さんの生活再建が遅れていることも指摘されましたし、これも当然ながらスピードを上げてやっていくということが大事だな。
今後の問題についても政務三役でしっかりと取り組んでいきたいなと、こういうふうに思っています。それからもう一点、津川政務官も同席していただきましたけれども、もっと県の、あるいは町の話を聞くことも当然ながら、住民の皆さんの意見をしっかりと意見交換をしながら聞いてまいりたいと。
一番大事なのは住民の皆さんの意見をしっかりと聞きたいということを逆に今回お願いしてまいりました。
そういうことが整えばいつでも住民の皆さんとお話をしていきたいと、このように思っております。
それから、議連の問題については新聞報道で見ただけでございますので、正直私も詳しいことを聞いておりません。
いずれにしましてもこれからどういう動きをされるのか、特に生活再建についてこの議連でしっかり拝見していきたいと聞いておりますが、今詳しいことは分かりません。

(問)委員会でもお話が出てますが、鉄道機構の剰余金についてお聞きをしたいと思います。
野田財務大臣から一兆円を超える規模についての国庫返納に向けたご発言もあり、今後どうなるか注目されているところですが、副大臣の剰余金の国庫返納や剰余金の使途についてのお考えを現時点でお聞きできますでしょうか。
(答)これについては以前から議論されておりますように、いろいろな見方があると思います。
特にJRの三島貨物、あるいは鉄道に係る支援策というのも、私の地元の北海道もそうですけれども、大変な基金の利息が目減りしているものですから大変な赤字を抱えていると。
予算編成の過程を含めて、私はそちらの方に使い道があるのではないかなと。
それから今返納の話がありましたけれども、年金の支払いだとか、あるいは今までの余剰金の形成というか使い方については、趣旨が少し違うのではないかなという気もしますし、確かに補助金等も入っているところもございますから、いずれにしましても関係省庁と相談しながら取扱いについて決めていきたいと思っております。
この問題は大臣も記者会見でおっしゃったと思いますので、大臣と同じ方向で進めたいと思います。

(問)この間の津川政務官の会見のときに、政務三役会議が発足してからまだ1回しか行われてないというお話をしていたのですが、これは回数が少ないように感じたのですが、理由とか何かあるのでしょうか。
(答)特に理由はないのですが、まだ、それぞれ担務を割振りしたところでありますし、
私のことで申し上げれば視察が随分入っておりましたので、時間が合わないということです。
特にやらないというわけではありませんし、大臣も積極的に時間があれば6人の政務三役でやりましょうということですから、全然何もありません。

(問)釧路の港を視察されてきたと思うのですけれども、御覧になっての感想をお願いします。
(答)特に、国際バルク戦略港湾というのは、私はこれからの国際競争には欠かせないものだと思っております。
特に釧路に行ってみて大変感心させられたのは、住民の皆様が大変熱心だということです。
それと同時に、企業間の連携と言いましょうか、例えば全農だとか、あるいは釧路市だとか周りの4町村などが大変熱心に協力しています。
前後しますけれども、一番感心させられましたのは、住民の皆様の6万人からの署名が特に1回目のプレゼンテーションの中にありましたし、2回目のプレゼンテーションについても、できれば12月中にやりたいなということでありまして、大変熱心さと企業連携と、それから環境がすごくいいということを感じさせられました。

(問)港湾のことで教えていただきたいのですが、全体的には当然前三役の施策を継承されておられると思うのですけれども、夏の概算要求で示されました港湾の重点化や今お話にもありました国際競争力の強化に向けた戦略港湾、それら今進めておられることについて、副大臣の方で全体的にお話とか、感じられることがあれば教えてください。
(答)政府としても、当然新成長戦略の中では、港湾というのは非常に重要な位置にあると思うのです。
と申しますのは、やはりこれから輸出に関しても、あるいは国際的競争力と申し上げましたけれども、例えば世界の港湾は大きな船で物を運ばなければいけない、そういう中においては、今公募に上がっている11者の中で、やはり正に集中と選択という中で、私は国際競争に勝てる港を是非とも今後国交省としても指定していきたいなと思っております。
今穀物にしても鉱石にしても輸出とか、あるいは輸入して加工するとかいろいろな問題があると思うのです。
そういう意味では、やはり日本は少し遅れているのではないかという感じもしますし、そういう意味では非常に重要な港湾というのは大きく変わってくるのだろうと思いますし、変えなければいけないと思います。

(問)衆院の北海道5区補選ですが、国交省のOBの方が出られているということで、副大臣が北海道の選出ということもあって、また馬淵大臣も応援に入られているようですけれども、自民党がちょっと優勢と言われてはいますが、現状の分析と今後の見通しについてお聞かせください。
(答)今おっしゃったように私は道連の代表ですから、実際に国土交通副大臣を拝命したということでかなり足かせになっておりまして、地元からも入れと、しかし危機管理はどうなっているんだと、いろいろなことを当然、野党からも言ってまいりますし、かなりいらいらしているというのが私の実情です。
そういう中で、選対本部長は替わっていただきました。
道連の代表については規定がございまして、北海道議員会では決めますけれども、その後、最終的な党大会で決めなければいけないということもあります。
現状ですけれども、皆様方の報道によっても調査によってもかなり厳しいということであります。
当然、今の候補は国土交通省の出身で千歳道路事務所の所長をやったと、北海道にとって、特に道路の問題について彼は専門家ですから、私は陰ながら全力を挙げて当選させるように頑張っていきたいと思います。
今は大変厳しいと思っています。

(問)八ッ場ダムの件ですが、先ほど検討の場を1日も早くというような御発言がありましたが、いつ頃までに結論を出すのか、副大臣のお考えがあればお聞かせください。
(答)それは、地元からも言われました。日程を早く決めてくれということですけれども、先ほど冒頭にも申し上げましたように政務三役でしっかりと検討してまいりたいと。
先ほど、政務三役会議が少なすぎるのではないかと言われましたけれども、これからなるべく多く回数を重ねて結論を出していきたいと思います。

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