副大臣・大臣政務官会見

長安大臣政務官会見要旨

2010年9月16日(木) 14:02 ~ 14:10
国土交通省会見室
長安 豊 大臣政務官 

質疑応答

それでは政務三役会議のブリーフィングをさせていただきます。
この間、政務三役会議はございませんので私の方からはございません。
ただ冒頭、昨年の9月18日に政務官に就任させていただきまして、今日が16日ですから、鳩山内閣が9月16日誕生でございましたので、丸一年でございますけれども、皆様には大変お世話になりました。
おそらく今日が最後の会見となりますので、今までの皆様の御協力に感謝申し上げたいと思います。
以上でございます。

(問)代表選の結果についての受け止めと、御自身の投票先とその理由などをお聞かせ願います。
(答)代表選は皆様御覧になったとおりでございまして、党員サポーター、また地方議員、国会議員の投票によって菅総理の続投が決まったわけでございます。
民意がそういうことを示されたわけでございます。この間様々な報道がありましたけれども、大切なのは昨年の8月30日に多くの国民の皆様の御支持を得て政権交代を実現させていただいたわけであります。
この政権交代をさせていただいた意義、つまり、やはり国民の皆様に取ってみれば今までの自民党政権では日本は立ち行かないという思いがあったんだと思います。
それをいかに変えていくか、我々が常々主張しております国民の生活第一の政治というものを実現していくために、挙党一致で取り組んでいかなければならないと考えております。
また私の投票先とその理由ということでございますけれども、当初から申し上げておりますように、今回の投票行動については私は公表しないということでございます。

(問)国際バルク戦略港湾の件ですが、13港の計画内容の出し直しを求められているということで、現在までのその練り直しの状況、そして年末に選定ということを目指しているということですが、そのスケジュールに影響がないかどうか、その辺りをお願いいたします。
(答)まずこの間、国際バルク戦略港湾の応募者の方々からプレゼンテーションをいただいたわけでございます。
このプレゼンテーション、計画書に対する各検討委員会の委員の皆様方の意見の取りまとめを行ってまいりました。
来週早々にはその意見を各応募者の方々に対して発出できるかなと思っておるところでございます。
次回のこの意見に基づいた新たな計画書を、11月19日を締切として出していただきたいと考えております。
締切後速やかにプレゼンテーションを実施して、当初の目標であります本年末までに選定作業を終えたいと考えております。

(問)次に、高速道路の新料金制度、これまでもいろいろと質疑があったところですが、この新料金制度に異論を唱えていた小沢前幹事長が敗れると言いますか、菅さんが代表選では選ばれました。
その影響も多少なりともあるかなという気もするのですが、改めてこの新料金制度の検討の今後の展望について、御所見があればお願いいたします。
(答)高速道路の料金制度につきましては、現在までの複雑な割引制度を改めなければならないというところは、これは皆さん、一致しているところだと思っております。
そういう中で、我々は4月9日だったと思いますけれども、料金を2,000円上限の乗り放題ということで、割引の簡素化を図る案を提示させていただいたわけでございます。
この高速道路に関する法律というものは、現在、通常国会からの継続審議となっております。
今後も我々といたしましては、政府と与党の連携の下で、総合的に検討をしてまいりたいと考えております。
継続審議でございますので、また内閣改造も行われるということでございますので、その中でしっかりと検討をしてまいりたいと考えているところでございます。

(問)冒頭、政務官からお話がありましたけれども、就任1年、そして内閣の改造も控えている中で、改めてこの国土交通行政に1年携わられた総括、御所見があればお願いいたします。
(答)1年間、長いようで、正直申し上げて短かったというのが感想でございます。
当時の概算の見直しから始まって、また補正も見直しましたし、また今回、概算要求の提出ということもさせていただいたわけです。
そういう意味では、様々な課題に、先ほども申し上げましたように、従来の予算の作り方ではなくて、本当に必要なのかどうなのかということをゼロベースで、我々は議論をし、また検討をしてきたわけであります。
そういった中で、成長戦略会議も行われてまいりましたし、とりわけ私の担務という意味では、港湾、国際コンテナ戦略港湾の問題であったり、また関西国際空港の財務構造の抜本的な改善を図るための伊丹との持ち株会社化、さらにはコンセッションということにも取り組んでまいりました。
先ほども質問がございましたが、バルク戦略港湾の選定ということも現在真っ直中でございます。
また、重要港湾の新規の直轄事業を行う103港から43港への絞り込みと、選択と集中ということも行ってきたわけであります。
広い分野ではありますけれども、選択と集中ということを我々は念頭に置いてコンテナ、また重要港湾についても明確に結論を出すことができたのではないかと思っております。
当初は、報道等でも実際は絞り込めないのではないか、絞り込んだら火が噴くのではないかというような論調もございましたけれども、一年を振り返ってみて皆さんに御納得いただけるような選択と集中という結果を出せたのではないかと思っております。
ただ、我々が常々申し上げておりますように、選択と集中ということが目的であり、また最終ゴールであるというわけではありません。
選択と集中ということをすることによって、例えば港湾でいきますと日本の港湾の競争力をいかに高めていくかということが最終ゴールであります。
そういう意味では、コンテナ戦略港湾においても概算要求でも重点的に予算の配分をさせていただきましたし、これから規制緩和、さらには税制改正の要望も中には織り込んでいるわけです。
その中で、例えば、内航フィーダーの充実ということもお示しをしております。
そういったことを全て取り組んでいくことによって、日本の競争力を高め、長期的な成長につなげていくということが必要なのではないかと思っております。
そういう意味では、まだ道半ばではありますけれども、皆さんから見ていただいたら一年でここまでできるのかと、当初は思われなかったぐらい実績を残せたと思っております。
ただ、バルク戦略港湾の選定も道半ばでございますから残念な部分もありますけれども、議員としての立場は変わらないわけでございますので、与党議員としてこれからも課題に取り組んでまいりたいと考えております。

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