副大臣・大臣政務官会見

津川政務官会見要旨

2011年12月15日(木) 17:54 ~ 18:01
国土交通省会見要旨
津川祥吾 大臣政務官 

質疑応答

本日は、政務三役会議は開催しておりませんので、私の方から御報告する事項は特にございません。

(問)本四高速に対する追加出資について、大阪市の橋下市長をはじめ関係自治体の反発が強まっていますが、国交省として、今後の対応について御説明いただけますでしょうか。
(答)反発というのは、先日の高速道路のあり方検討有識者委員会の中間とりまとめを受けてということであろうと思いますが、本四高速の出資につきましては、これまでも適正な料金水準を維持しつつ、採算を確保するためには継続する必要があると考えてきたところであります。
高速道路のあり方検討有識者委員会、これはあくまでも委員会でのとりまとめではありますが、これを頂いたことでありますので、これを踏まえまして、年内にも調整会議を開催させていただき、地方出資団体の御理解を頂けるように調整を図ってまいりたいと考えております。

(問)整備新幹線の関係なのですが、今日、民主党の方で、党として政府に整備新幹線の未着工区間の着工を行うよう申し入れるということを確認したのですが、仮に5条件を満たして造るという決定をする場合のプロセスというか、最終的には政府・民主三役会議で決めるのでしょうか。
それとも検討会議や調整会議を経て国交省として結論を出すという形になるのでしょうか。
(答)今まさに、党の方で整備新幹線についての申し入れの中身について協議をしていただいていると理解しています。
中身が詳細に決まったというふうには伺っておりません。
政府としても、与党の中の会議というものも並行して、しっかりと歩調を合わせて行わせていただきたいということで、これまで申し上げてきたところでありますし、党の方でも議論が進んでいると私は認識しております。
一方で政府としましては、整備新幹線問題の調整会議、あるいは検討会議を踏まえて決定をしてまいりたいと考えております。
最後の段階で、党との関係でどういった形で歩調を合わせるのかということについては、まだ詳細に詰まっている状況ではございません。

(問)次の調整会議をいつ開催するかについてはいかがでしょうか。
(答)近々に行いたいとは思いますが、日程はまだ決まっておりません。

(問)決まる場合のスケジュール感は、国交省としてはどのような感じで見ているのでしょうか。
年度内に認可をするとか、年内に何かを決めるとか、そういうスケジュール感は何か持っているのでしょうか。
(答)スピード感を持って検討してまいりたいと思っておりますが、いつまでということを今決めているわけではありません。

(問)津川政務官の個人的な思いを伺いたいのですが、札幌とか長崎とか、新幹線の未着工区間の延伸についてはどのようにお考えでしょうか。
(答)地元からは大変強く御要望をいただいているところでありますし、新幹線という高速交通体系が、地域あるいは日本全国に与えるインパクトは大変大きなものだと思っております。
ただ、これまでの検討会議や調整会議で様々検討してきた中で、収支採算性、費用対効果、あるいは地元の方の合意ということも含めた5条件というものをしっかりと整えなければ、進めることは難しいと思います。
地元の方々からも様々御要望をいただいてきたところでありますし、この3月11日に発生しました東日本大震災の中で、いわゆるリダンダンシーということが改めて多くの方から指摘をされて、そういった中での効果ということも検討しなければならないと私自身は考えて、これまで作業を進めてきたところであります。

(問)整備新幹線の関係で、先ほど「党と歩調を合わせて考えていきたい」とおっしゃられていましたが、党の決定が政府の決定ということで、党の決定が覆るということはないと考えてよろしいのでしょうか。
歩調を合わせるということなので、党の決定がそのまま政府の考えとなるという認識でよろしいのでしょうか。
(答)党の考えは党の考えであります。
今まで伺ってきた話としては、党としては政府に要請をするということだと思っておりますから、政府で決定をするものだと思っております。

(問)今の関連で、今日、三井政調会長代理が、「当然、来年度の予算編成に反映させる。」ということをお話ししているのですが、政府側も同じ認識だということでよろしいのでしょうか。
(答)それは三井代理のお考えだと思います。
国交省としては、まだ最終的な決断を出せている状況ではありませんので、手続きを踏みながら進めてまいりたいと思っております。

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