平成21年7月22日
国土交通省では、自動車の安全・環境基準の拡充・強化を進めるとともに、自動車の安全・環境性能の確保に関する国際的な整合性を図るため、平成10年に「国連の車両等の型式認定相互承認協定」に加入し、これに基づく規則(協定規則)について段階的に採用を進めているところです。
今般、前照灯について更なる安全性の向上を図るため、新たに「前照灯(放電灯式)に係る協定規則(第98号)」及び「前照灯(電球式及びLEDモジュール式)に係る協定規則(第112号)」を採用することとしました。
また、「ドアラッチ及び扉保持構成部品に係る協定規則(第11号)」など11規則が、昨年11月国連の場において改訂されています。
これらを受け「道路運送車両の保安基準」(昭和26年運輸省令第67号)等の一部を改正し、本日施行します※(改正概要は別紙のとおり)。※協定規則の新規採択に係るものにあっては10月1日施行。
これらの改正により、より安全・環境性能の高い自動車が普及するとともに、自動車・同装置の国際流通の円滑化、生産・開発コストの低減等がより一層図られることにより、効率的な車両安全対策が推進されることが期待されます。
本改正に先立って行いましたパブリックコメントの結果につきましては、国土交通省のホームページに公表します。