報道・広報

アジア地域 官民共同フォーラムの開催について
~アジア諸国・地域の成長と安全・安心な車社会の実現に向けて~

平成23年1月18日

アジア諸国・地域と連携した自動車の安全・環境基準の国際標準化を推進するため、「アジア地域 官民共同フォーラム」を初めて下記の通り開催しますので、お知らせいたします。

1.アジア地域 官民共同フォーラムの概要

開 催 日:平成23年1月19日・20日(2日間)
会   場:品川プリンスホテル メインタワー17階 「大磯」
プログラム:別添1
出席予定者:アジア諸国・地域政府代表者、自動車業界関係者等(別添2)

2.主な議題等

●池口修次国土交通副大臣及び志賀俊之一般社団法人日本自動車工業会会長による「歓迎の挨拶」(予定)
●国連自動車基準調和世界フォーラム(UNECE/WP29:注1)における活動について(国連WP29議長による講演)
●アジア諸国等における自動車基準認証の国際化の推進について(自動車交通局技術安全部長による基調講演、パネルディスカッション)
●「日ASEAN自動車基準・認証制度に関する協力プログラム」に基づく活動について(ASEAN諸国からの発表、パネルディスカッション) 等


(注1)国連自動車基準調和世界フォーラム(UNECE/WP29)
 自動車の安全、環境に係る国際調和基準の策定、自動車の安全・環境基準の世界的な調和・相互承認の実施を目的とした58年協定(相互承認協定)の管理等を行っている国連欧州経済委員会(UN/ECE)内に設置されたフォーラム。

3.背景

 アジア地域においては、モータリゼーションの急激な進展に伴い、自動車の安全・環境問題が深刻化しており、喫緊の対応が求められています。
 これまで国土交通省では、自動車産業のグローバル化が進展する中、国連の自動車基準調和世界フォーラム(UNECE/WP29)における活動を通じて、自動車分野の国際統一基準の策定を主導してきたところです。これにより、企業間の公平な競争環境が整備され、安全・環境性能に優れた自動車の国内外における普及が図られてきました。
 今後は、アジア諸国・地域における成長と安全・安心な車社会の実現のため、他のアジア諸国等と一体となって、アジア地域の自動車産業がより活動しやすい環境を作り出しつつ、国連における自動車分野の国際統一基準の策定を進めることが重要と考えています。このような観点から、今般、アジア諸国・地域の政府代表者、自動車業界関係者等を招聘して、自動車分野の基準調和等について相互の連携強化を図ることを目的として、「アジア地域 官民共同フォーラム(注2)」を開催することとしました。
 なお、このような活動の重要性は、「新成長戦略」(昨年6月閣議決定)や「国土交通省成長戦略」(昨年5月取りまとめ)でも言及されています。また、昨年11月に開催した「自動車基準認証国際化ハイレベル会議」においても、同フォーラム等の枠組みを活用しつつ、アジア諸国・地域との関係強化に取り組むなど、アジア戦略を持つことが重要とされています。


(注2)アジア地域 官民共同フォーラム
 国土交通省において、日本の自動車業界とも連携し、我が国の自動車安全・環境政策のアジアへの展開等のため、これまで14回にわたりアジア地域各地において自動車基準認証国際化研究センター(JASIC)の主催により、「JASICアジア官民会議」として開催。今般、これまでの活動の成果を踏まえ、「アジア地域 官民共同フォーラム」として発展させたもの。
 なお、第8回日ASEAN 交通大臣会合(2010年11月12日ブルネイ、小泉政務官ご出席)において、「日ASEAN自動車基準・認証制度に関する協力プログラム」が採択され、同会合の大臣共同声明においては、本フォーラムの成果に対する交通大臣の期待が表明されました。

4.取材対応等

●フォーラムは原則非公開ですが、歓迎の挨拶、基調講演、記念撮影等については公開とします。
取材可能な時間は、次のとおりです。
1月19日 9:00~ 9:55 歓迎の挨拶:志賀俊之日本自動車工業会会長(予定)等
13:10~13:30 歓迎の挨拶:池口修次国土交通副大臣(予定)、記念撮影
取材を希望される方は、担当者が案内しますので、1月19日8:40、12:50までに会場前にご参集いただき、担当者の指示に従ってご入場願います。なお、貴社腕章の着用をお願いします。

●開催結果については、フォーラム終了後、概要を公表する予定です。

お問い合わせ先

国土交通省自動車交通局技術安全部技術企画課国際業務室 
TEL:(03)5253-8111 (内線42258、42253)

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