報道・広報

「海・船の視点から見た港湾強靭化検討委員会」(第1回)を開催

令和2年6月26日

南海トラフ巨大地震や千島海溝等での巨大地震の切迫性が高まる中、大規模地震・津波発生時に想定される海側・船側から見たリスクを洗い出し、ソフト・ハード一体となった総合的なリスク軽減策等を検討します。
なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を図るため、WEB 会議にて開催します。

1.設置趣旨

南海トラフ巨大地震や千島海溝等での巨大地震の切迫性が高まる中、国土交通省では、人口や産業が集積する港湾の強靭化に向け、港湾BCPの作成や防災訓練の実施、耐震強化岸壁の整備、構造物の粘り強い化など、ソフト・ハード一体となった防災・減災対策を推進しています。  
一方、こうした取組みは、陸側・設置者側から見た対応が主であり、海・船側から見た対応には、更なる改善の余地があると認識しています。
具体的には、大地震・津波発生時には船舶の安全確保のため沖合退避が基本とされていますが、入船形式の船舶の安全・迅速な離岸や沖合退避が可能か、万一、沖合退避が間に合わない場合、耐震強化岸壁等への安全な係留が可能か、漂流船舶が陸上施設に衝突し損傷を与える可能性がある等のリスクが懸念されています。
現に3.11東日本大震災では、がれきや車両、漂流船舶など大量の津波漂流物や衝突、火災の発生、沖合退避が間に合わない船舶の発生等が数多く見受けられました。
こうした事態が仮に三大湾等で生じた場合、基幹的物流やエネルギー産業等はもとより、日本の社会経済全体にも甚大な影響を与えることが懸念されます。
今般、「海・船の視点から見た港湾強靭化検討委員会」を設置し、関係者とともに大規模地震・津波発生時に想定される海・船の視点から見たリスクを洗い出し、ソフト・ハード一体となった総合的なリスク軽減策を具体化すべく検討に着手します。

2.開催概要

日   時:令和2年6月30日(火) 13:00 ~ 15:00
場   所:合同庁舎3号館8階国際会議室(東京都千代田区霞が関2-1-3)
議 事 案:海・船の視点から見た港湾強靭化に向けた課題と対策の考え方 等
委   員:別紙参照

3.その他

○新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を図るため、WEB 会議にて開催します。
○会議は非公開としますが、冒頭挨拶(議事開始前)まで撮影・傍聴が可能です。
  ※傍聴及び撮影は、報道関係者のみとさせていただきます。
   傍聴を希望される方は別紙「FAX送信票」に必要事項をご記入の上、6月29日(月)17時までに、FAXにてお申し込み下さい。
○当日は12 時50 分までに直接開催場所にお越しください。
○委員会の議事概要については、当日の16 時30 分から合同庁舎3号館8階国際会議室でブリーフィングを行います。
  また、後日、国土交通省ホームページにて公表いたします。

添付資料

報道発表資料(PDF形式:514KB)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省港湾局海岸・防災課災害対策室 野上、田坂、服部
TEL:(03)5253-8111 (内線46765、46764、46763) 直通 03-5253-8689 FAX:03-5253-1654

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