報道・広報

鉄道における自動運転を導入する場合の技術的要件の検討を開始
~「第1回 鉄道における自動運転技術検討会」の開催~

平成30年11月30日

運転士の乗務しない自動運転は、人等が容易に線路内に立ち入ることができない新交通で実現されています。今般、踏切等のある一般的な路線に自動運転を導入する場合の技術的な要件について検討を開始します。
 
[検討の背景]  
 我が国は、現在、人口減少社会を迎えており、鉄道分野においても、運転士や保守作業員等の鉄道係員の確
保、養成が困難になってきています。特に経営環境の厳しい地方鉄道においては、係員不足が深刻な問題とな
っています。
 このため、鉄道事業者においてはより一層の業務の効率化・省力化が必要となっており、その一環で運転士の
乗務しない自動運転の導入が求められています。また、自動運転化により、従来、運転業務を行っていた乗務員
が乗客へのサービス提供や車内のセキュリティの向上等、鉄道に対する多様化・高度化するニーズにも対応する
ことが可能となります。

[検討の方向性]
 鉄道における自動運転は、これまで人等が容易に線路内に立ち入ることができない新交通で実現されており、
踏切のない高架構造等であること、駅にはホームドアがあること、自動列車運転装置が設置されていることなどの
要件が技術基準等で定められています。 一方で、踏切等のある一般的な路線では、安全・安定輸送の観点から
導入されていません。
 本検討会では、このような一般的な路線を対象として、センシング技術やICT、無線を利用した列車制御技術など
の最新技術も利活用し、鉄道分野における生産性革命にも資する自動運転の導入について、安全性や利便性の
維持・向上を図るための技術的要件の検討を行うものです。
                          
                               記
 
1.開催日時 : 平成30年12月3日(月)14時00分~17時00分

2.場  所    : TKP東京駅前会議室(東京都中央区日本橋3-5-13 三義ビル2F)

3.構 成 員   :   [委員] 学識経験者、JR、大手民鉄、中小民鉄、研究機関、鉄道局
            [オブザーバー] 関係団体

4.内  容    :  ・新技術を導入する場合に必要とされる仕様等と技術基準等の課題整理
            ・技術基準等の課題への対応策の検討 等

5.取 材 等 :  会議は非公開としますが、冒頭のみカメラ撮りが可能です。
         撮影を希望される方は、12月3日(月)11:00迄に、[別紙]取材申込書に必要事項を記入の上、
         FAXにてお申し込みください。
         当日は会議開始10分前に会場にお集まりください。
 
6.そ の 他 : 今後のとりまとめ結果は、国土交通省ホームページに掲載する予定です。
 

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省鉄道局技術企画課 小林、井相田、振角
TEL:03-5253-8111 (内線40704、57865) 直通 03-5253-8546

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